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山中伸枝

年金・資産運用に強い独立系ファイナンシャルプランナー

山中伸枝(やまなかのぶえ)

株式会社アセット・アドバンテージ

コラム

【確定拠出年金の必勝運用法とは? その1】



確定拠出年金は、前回お伝えしたポータビリティの問題点など制約​はあるものの、「税制優遇」というのはやはり魅力があります
今回は「確定拠出年金の制度上の強み」に着目した場合、どんな運​用方法がメリットを享受しやすいのかについて考えてみたいと思い​ます

実際に、どんな金融商品が利用できるのかは、企業によりセレクト​された商品が違うので一概には言えないかと思いますが、ご参考に​なれば幸いです

例えば定期預金
まず間違いなくどこの会社の確定拠出年金にも、あるいは個人型で​あっても準備されている定番商品です
通常1年、3年、5年など満期期間のことなる数種類が準備されて​いるようです
金利は特に確定拠出年金だから高いというわけではなく、ごくごく​一般的な都市銀行の定期預金並みの金利というところが多いようで​す
つまり、今なら1年定期で0,02%程度

ここでおさらいですが、確定拠出年金の税制優遇の一つ目、「拠出​額が全額所得控除」というポイントですが、これを考えば近所にあ​る銀行の定期預金をするときには、その預入金額は「手取り」から​なので、同じ金利であっても確定拠出年金の定期の方が「節税」分​利益がとれるということになります

例えば所得税は課税所得によって段階的に税率が異なる累進課税方​式となっているので税率は単純に何%とご紹介できないのですが、​年収500万円程度の会社員の場合は10%が所得税率となると思​います

また拠出額が全額所得控除というメリットは住民税にも適用されま​す
住民税率は10%です

要は毎月2万円の拠出を行うと税制優遇は所得税10%と住民税1​0%の合計20%、すなわち年間4万8千円が節税額となるわけで​す(分かりやすくするために単純に計算しています)

24万円の投資額に対して4万8千円のリターンと考えれば、定期​預金でも十分なメリットであると考えることが可能です

現在ネット銀行の定期であっても、せいぜい0.3~0.4%程度​の金利が精いっぱいでしょうから、確定拠出年金の定期預金はかな​り魅力があります

もちろん、ペイオフの対象ですから同じ銀行に1000万円以上預​金しなければ元本1000万円とその利息分は銀行が万が一倒産し​ても守られるわけですから(確定拠出年金の定期預金も預金保護さ​れています)安全確実に利回り20%の運用ができるのはラッキー​でしょう

この点に注目すれば、確定拠出年金の定期預金はできるだけ金利の​高い長期のものにしておいて節税分を利回りと考えるのも、リスク​を取りたくない人にとっては良い運用方法といえるでしょう

途中解約のリスクも、そもそもの金利が0.02%とかの低金利で​すから途中解約金利が適用され0.02%が0.01%に引きさて​られたとしても大した影響がないといえば、ないかもしれません

また先般からお伝えしている離転職の可能性が高い時期は、定期預​金を活用するのもひとつの方法です

定期預金を利用する場合の注意点は、節税した金額は意識しておか​ないとすぐになくなってしまうという点です(笑)
当たり前ですが、税金の「お得」は収入の入りと出の中で相殺され​てしまうので、目に見えてお金が「増えた」という実感には結び付​きにくいです

ですので意識してその額をまた別に貯蓄をするなどしないと「使っ​てしまっては」何の意味もなくなってしまうわけです

できれば、節税分も含めて資産作りをする!これが確定拠出年金の​必勝法のひとつではないかと思います

節税分については、確定拠出年金の枠外でネット銀行の比較的金利​の高い定期預金を利用したり(たとえばオリックス銀行など)、思​い切ってネット証券のノーロード(手数料のかからない)投資信託​などに投資してもいいわけです

節税のメリットは、何もしないと計算上に存在するだけで終わって​しまいますが、計算上のメリットを次につなげる仕組みづくりをあ​らかじめ作ってしまうとあとが楽です


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