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河本扶美子

個人事業主・中小企業経営者のためのブランディングアドバイザー

河本扶美子(かわもとふみこ)

株式会社ファーストブランド

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コラム

企業理念とパーソナルブランディング①企業理念はいつ必要になる?

パーソナルブランディング

2017年12月18日 / 2018年4月4日更新

あなたは「企業理念」をメッセージとして言葉にしたものをお持ちですか?今回からは「企業理念」に焦点を当てながら、引き続きパーソナルブランディングについて解説していきます。

企業理念とは?

起業している方々であれば、少なくとも仕事においてご自身のこだわりや価値観はお持ちだと思うのですが、起業準備でバタバタして、その流れで今まで来たという方は「企業理念」を明確に定義しないままの方も多いかもしれません。もしくは、自分自身で理念をわかっているのだから、あえて言葉にする必要性を感じないという方もいるかもしれませんね。

しかし、起業直後でスタッフがいない状況だとしても、法人化するつもりがなかったとしても、企業理念はできるだけ早い段階で明文化しておく方が賢明です。

では、そもそも「企業理念」とは何なのでしょうか?

企業理念とは、その企業の存在する目的、存在意義を明示したものです。言い換えると「あなたは何のためにその企業を作ったのですか?」という問いに対する答えということもできます。そこには、企業の考え方や哲学、価値観、理想のサービスや夢が詰め込まれています。

さて、パーソナルブランディングの構築方法についてお話した時に、こんなことについて書いたのを覚えていらっしゃいますか?

――――――
パーソナルブランドで訴えかけていくべきは、あなたの人柄、考え方や哲学、価値観、あなたが提供したいと考えている理想のサービスや夢

「パーソナルブランディングはファンづくり」より
――――――
その条件とは、
●仕事に対する理念やビジョンがあること
●常に誠実に、熱意を持って顧客と向き合う意志があること
です。

どんなノウハウを用いて表側を繕ったとしても、顧客があなたの心の奥底から湧き上がる真実の言葉や行動に共感できなければ、あなたを信頼することはありません。あなたの理念やビジョン、誠実さに共感できなければ、顧客の信頼を勝ち取り、心を動かすことはできません。

もしかすると、「理念」「ビジョン」という言葉はハードルが高いと感じてしまうかもしれません。ここではあなたが創業した時の想いや、顧客をどうやって喜ばせたいか、もしくは「どんな理由で、顧客から選ばれたいか」と捉え直してくださってもいいと思います。

「パーソナルブランディングに必要なのは才能ではなく○○」より
――――――

パーソナルブランディングは強みで選んでくれるファンを作ることと定義していますが、その大前提として、企業の存在意義・価値観である「企業理念」が存在しています。

パーソナルブランディングでつくるファンとは、別の言い方をすれば、「あなたの(企業の)存在価値を前提としたうえで、あなたの強みに価値を感じる人たち」ということでもあります。だからこそ、企業理念を早期に言葉にしておく必要があるのです。

企業理念は具体的にどんな時に必要になる?

実を言うと、そういう私自身、起業直後には企業理念を心の中に持ってはいたものの、明文化していませんでした。また、言葉に発したりすることもしていませんでした。いろんな雑務に追われていたこともありますが、何よりも「明文化することの必要性」そして「言葉にすることの大切さ」に気づいていなかったためです。

ベンチャーキャピタルの方たちと面談でお話しする際に、「あなたの企業理念は?」「企業理念をきちんと定義して明文化したほう方がいいですよ」と言われたことがあるのですが、その時にもあまりピンと来ていませんでした。「何かパフォーマンスのために必要なもの」という程度の理解でした。

しかし、今になってみると、彼らがなぜそんな風に助言をくれたのかよくわかります。

確かに、企業理念は明確な言葉にせずとも自分の頭の中には存在していますし、自分自身の中では前後関係も背景も、裏付ける経験もすべて繋がっています。しかし、誰にでもわかるメッセージにしないことには、それを他者に伝えることができません。この「誰にでもわかるメッセージ」がないことは、様々な場面で支障をきたします。

たとえば、広告やプレゼンテーション、営業活動など、限られた時間の中で自分の存在意義を相手の中で腹落ちさせるためには、すらすらと伝えることができて、相手が瞬時にイメージできる「伝わるメッセージ」が必ず必要になります。逆に、これがなければ、相手はあなたに何を期待すればいいのか?あなたがどういうつもりで何を伝えたがっているのか、判読するのにとても時間がかかります。相手はあなたに存在価値があるかどうかわからないうちから、たっぷりと時間を割いてくれることはありませんから、伝わりにくいということは、そのままチャンスを失うことになってしまいます。

また、理念は明確な言葉にしておかなければ、意味が曖昧になったりブレてしまいやすくなります。すると、迫力や声の大きさに左右されます。これでは相手との「価値観のすり合わせ」をすることができず、あなたのファンになりえない人との接点をむやみに増やすことにもつながります。

さらに、企業理念が力を発揮するのは対外的な活動だけではありません。採用活動やパートナー集めの時にも必要になります。なぜなら、企業理念がぐらついていると、本来達成・実現したいあなたの夢を叶えるための最善のチームを作ることができなくなってしまうからです。

そして最後に、自分自身にとっても、しっかり定義され、明文化された企業理念には価値があります。孤独を抱えやすい立場の個人事業主・経営者にとって、会社経営は辛いことや大変なことが多いですし、自分の描いていた夢や希望を忘れてしまう瞬間も何度も訪れるでしょう。そんなときに立ち返るべき原点が「企業理念」です。目の前の問題だけに注視してしまうと「どうして私ばかりがこんな目に…」と落ち込んでしまいますが、目指しているものや自分自身が大切にしている価値観に立ち返ると、目の前の問題も達成に向けたひとつのプロセスとしてとらえることができます。

第三者にも、自分自身にも、あなたの存在意義、あなたの企業が存在する理由を伝え続けていくことで、あなたがもともと思い描いていた夢やビジョンの実現に近づいて行くのです。

今回のワーク

●あなたには企業理念はありますか?
●企業理念を、身近な第三者に伝えてみましょう。ちゃんと相手に伝わりましたか?


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