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上藤彰子

ダイバーシティ戦略コンサルタント

上藤彰子(かみふじあきこ)

 

コラム

健常者と障がい者、一緒に働いていますか。

2018年7月2日

新しい障がい者活用について同じご意見を持つ方と話をする機会を頂きました。
条件が整えば障がい者も生産性が高まる働き方ができるはず、というお考えで、私も大変共感いたしました。

従業員が増えてくると障がい者の法定雇用率を守りましょう、となり、行政の指導のもとに雇用はするものの、どのように活用すれば良いのかわからず、行政や福祉関係者の助言のもとに社内の雑務を切り出してそれを行ってもらう。
それではご本人が生産性を上げることができず、キャリアアップも望めません。
雑務を渡した健常者の従業員は生産性を上げることはできるでしょうが、障がい者がどの部署で、どの部屋で働いているのかわからないということにも。
これでは、どうしても社内で、健常者と障がい者が分割されてしまい、一体感を得ることができません。

また、これからAIが台頭し、雑務も減ってきてしまう時代が訪れます。既に訪れているのか、法定雇用率が上がり、採用した障がい者の分の雑務が切り出しきれなくなってきたのか、最近は大手企業も敷地に農園を作って農作業を障がい者の仕事にしようとしている動きもあります。それ自体は悪くはないのですが。
お話を聞くと、敷地に農園を作り、農業の請負会社に来てもらって作業指導は業者に一任しているモデルだと聞きました。
「福祉と就農」というコンセプトでビジネスをされている方もいらっしゃるので、そのこと自体は良いのですが、農家さんと繋がっていければよいのに、とも思います。おそらくコストの問題もあるのでしょう。
雑務でも同じ社内の中で健常者と障がい者が分割されてしまうのに、社内に農園を作ったらますます健常者と障がい者の働く場所が分かれていってしまいます。分かれたままだと健常者にとってダイバーシティはこんなもの、と誤解を受けてしまいます。

それぞれの部署が障がいがあってもスキルを持つ人を受け入れ、健常者と一緒に働くことが新しいダイバーシティであり、一緒に働きながら健常者は障がい者への接し方を学び、障がい者も社会でいきいきと過ごしていいんだ、という自信を持ってもらえたらと思います。

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