ebiさんには同会場での個展開催を依頼しており、会期中にお子様向けのワークショップ開催を打診させていただきました。

開催前の体験者募集の段階から、今までにない希望者の反応があり、びっくりしたのを覚えています。
急遽ご相談させていただき、定員枠を増やしていただきました。
当日は、地元TV局・新聞社等のプレス取材も入りながら、会場は満員御礼。
総勢約25名のワークショップとなりました。

ebiさんの伝える「アート感性」。
それは自由な発想や自由な表現を臆することなくやってみていいんだよ。
決まりなんてないのだから、自分だけの自分が思う色で塗ってみよう。
使う画材も決まりはないのです。筆でもよい。手を使って直接描いてもよい。そのまま絵の具を垂らしてもよい。

ebiさんは体験者の方々の机を、丁寧にそれぞれまわって、しっかり目を見てアドバイスをして下さっていました。
体験開始段階で、なかなか筆の進まなかったお子様も、そんなアドバイスや会場の自由な雰囲気もあり、じきに笑顔になり
作品制作に夢中な様子でした。

またワークショップの最後には、それぞれ描き上げた作品を体験者一人一人皆さまの前で発表していただく時間もありました。「どういうイメージで描いたのかな？」「どうしてこの色を使ったのかな？」など小さなお子様でも発表しやすいよう、ebiさんの聞き方の工夫がされていたのを覚えています。
また、この発表を聞いている保護者の方々からも「うちの子供がこんな発想をするなんて驚いた。」「以外に細かく塗ってたり大胆に塗ってみたり、たくさん創意工夫する子供の姿に感心した。」など大変好評なご意見を頂戴しました。
体験者のお子様だけでなく、その保護者様の考えや意識も変わってくる。そんな相乗効果もあったと感じます。

このような機会を創れたことを大変嬉しく思います。
またこのような学びや体験の場を生み出せたことも同様に嬉しく思います。

本当にありがとうございました。