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風間英美子

障害者の「働きたい」を後押しする障害者就労事業コンサルタント

風間英美子(かざまえみこ)

有限会社キュベル

コラム

障害者就労事業所が工賃向上など事業収入を上げるための基本的な考え方

工賃向上

2017年10月10日

就労継続支援B型の工賃の現状と課題

平成 27 年度の平均工賃月額は全国で 15,033 円、平均工賃時給額は 193 円でした。平成 18・27 年工賃 分布図(施設割合)を見ると、平均工賃月額が 4 万円以上という高工賃層の割合にほとんど変わりはあ りませんが、1 万円未満層の割合が減少し、1 万~2 万円という中間層が増えています。ボリュームゾー ンである中間層の底上げが工賃向上につながっています。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/service/shurou. html

しかし平成 27 年度の平均工賃分布を見ると、半数以上が平均工賃を下回っています。 工賃向上に取り組む現場はどのような悩みや不安を抱えているのでしょうか?弊社が実施した研修のアンケートからは以下の声が聞かれます。

「方針への理解がない(経営者)」 「職員同士が協調しない(管理者)」 「就労スキルに不安がある(管理者・職員)」 「全体の方針が分からない(職員)」 「今のままでいいのか不安だ(管理者・職員)」 「どのような仕事をしたらよいか分からない(経営者)」 「計画をどう立てたらいいか分からない(管理者)」 「販路がない・忙しくて営業に行けない(管理者・職員)」 「利用者の年齢や障害レベルに合った仕事がない(管理者・職員)」 「単価が安い内職作業では限界」・・・

また弊社が延べ 100 事業所の工賃向上を支援する中で、平均工賃月額別の特長として次のことが言えるようです。
平均工賃 1 万円未満群 → 立ち上げたばかり、めざす姿が明確でない/、職員それぞれが独自の考えて動いている、福祉の比重が大 きい など
平均工賃 1 万円以上 2 万円未満群 → 仕事があってもこなせない、職員間の意識の差、スキル不足による伸び悩み、現状満足 など

事業収益を上げるための基本的な考え方

工賃向上の行動を最初に起こすのは職員(管理者・支援員)にほかなりません。「工賃向上=障がい者の働く場の質の向上」は、職員の力にかかっているといっても過言ではありません。重要な役割を担う職員が上記の不安や悩み を乗り越え、行動を起こすために必要な考え方は次の通りです。

【3つの軸足】
上記の不安や悩みは、「工賃や就労事業に関する意識や理解の問題」「売上と利益の関係を表す就労会計の理解の問題」「就労事業をどう組み立てて推進するかという経営管理やマーケティングの問題」に集約されます。これらの問題に取り組む基本的な考え方や基本的なスキル=「軸足」を確かにすることで、就 労事業が回り、工賃向上という良い循環が作れます。
仕事作りの基礎力を作るには

【切磋琢磨】
工賃向上の取り組みは他事業所混合のグループで行うことが効果的です。意見交換することで、気づきや学びを得ることができ、深い理解を得ることができます。また同じ目的を持った参加者同士のつなが りを作ることができます。

【事業所連携】
事業所連携のメリットは、「1事業所では請けることができない仕事を受けることができる。」「仕事上の相談ができる。 」「勤務体制上の助け合いができる。」「 リスク(負担)を分散できる。 」「公共施設の場合、複数の事業所で実施すれば、障害者事業所を知ってもらえる場となる。」などがあり、工賃向上の取り組みを強くすることができます。
個の力を引き出し、力を合わせて成果を出していくチームを作る


事例

工賃向上の取り組み事例はこのコラムで書いておりますので、ぜひご一読ください。

自治体がまとめた問題解決事例は下記の通りです。
松戸市工賃向上問題解決事例集
http://www.city.matsudo.chiba.jp/kenko_fukushi/shougaifukushi/jigyousha/jireisyuu.html

また今まで支援してきた実績の中から、工賃向上(事業収益拡大)の成功要因や阻害要因を解説させていただけます。
ご関心のある方はご一報ください。
お問合せ
info@cuvel.co.jp

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ソーシャル事業の経営支援
Leadership & Management
有限会社キュベル
http://www.cuvel.co.jp
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Mission
何らかの「障害」があっても、張り合いをもって働ける社会を目指す
ソーシャルファーム/ソーシャルビジネスを支援します。

Value
「組織やチームを作る」「事業を作る」「仕組みを作る」を通して
障がいのある人の働く場をエンパワメントします。
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成果志向のソーシャルビジネスをエンパワメント

有限会社キュベル
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Mission
何らかの「障害」があっても
張り合いをもって働ける社会を目指す
ソーシャルビジネスを支援します。
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