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風間英美子

障害者の「働きたい」を後押しする障害者就労事業コンサルタント

風間英美子(かざまえみこ)

有限会社キュベル

コラム

勢いのある下町の町工場から福祉施設の受注品質の改善を学ぶ

受注品質改善

2017年2月6日

福祉作業所いえど、作業品質を高めたい!
福祉施設だから「この程度か」ではなくて、福祉施設に仕事を出してよかったと言われたい!
という就労継続B型事業所の職員たちと、この一年、作業品質を高めるための仕様書づくりや手順書づくりをしてきました。成果物は、封入封緘作業、組み立て作業、洗濯業務作業、清掃作業などの仕様書や手順書。そのまとめとして、株式会社浜野製作所を、作業所職員と自治体職員で見学をしました。

浜野製作所は墨田区にある精密板金加工、金型製作・プレス加工などの会社です。社員40人の中小企業ですが、海底探査艇「江戸っ子1号」でグッドデザイン賞を受賞した他、モノ作りインキュベーション施設「Garage Sumida」を行っているなど、とても勢いのある会社です。
http://hamano-products.co.jp/

この勢いのある現場から、福祉作業所と言えど作業品質を高めることができるヒントをいただこうという目的です。

同社では多品種少量の製作が多いので、仕様書+図面+注意事項はマストセットということ。その中の指示はできる限り数値化して、あいまいにしない。作り手の慣れを防いだり、人の感覚でブレが出るものが、寸法や重さなど実数を入れる。
仕様書・手順書は必要に応じて動画にしたり、写真にコメントを入れたりする。どの程度まで大丈夫なのかを確認するためのサンプルマスター(合格品)を作って、取り交わす。出荷前の検査は、二人組で読み上げでダブルチェック。初回は全数検査。人為的なミスが出ないように作業プロセスの可視化とチェック。

さらにこの作業品質の標準化を支えるものが、3S(整理、整頓、清掃)推進活動。どの作業現場も、ものすごくきれいで、清潔で、整然としていました!重い台車にキャスターをつけて移動しやすくなっているので、掃除もしやすい。ごみ箱の置き場がテープで指定されているので乱雑にならない。一つ一つの道具の置き場所が決まっているので、行方不明になることもなく、またむやみに増殖することもない。積み上げられたものにはすべて名札がついていて、なぜここにあるのか、どういう理由でここにあるのかがわかる。したがって、あれがない、これがないと探しまわるムダな時間がなくなる。3S状況は委員がパトロールをしているそうです。

作業品質を上げるためには、仕様書・手順書と3Sはセットだと教えていただきました。

私たち、チーム福祉作業所が次に取り組むべきは、3S。
ここをやっていきます。
3Sは作業品質を高めるために必要な活動ですが、同時に障害のある人の作業現場を安全にすることでもあります。
やらなければいけないことだと、一同深く納得しました。

浜野製作所様、見学させていただき、ありがとうございました。




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有限会社キュベル
http://www.cuvel.co.jp
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「障害者就労事業の自己評価 使命と成果」
「工賃向上に必要な3つの軸足(使命・会計・マーケティング)」
「サービス品質の標準化(仕様書と手順書)」
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