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風間英美子

障害者の「働きたい」を後押しする障害者就労事業コンサルタント

風間英美子(かざまえみこ)

有限会社キュベル

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コラム

クラフト工房「ラ・まの」を知っていますか?

事例

2016年8月1日 / 2017年1月14日更新

自然豊かな中にある古い一軒家のクラフト工房「ラ・まの」(町田市)。障害者就労継続B型事業所で26人の利用者が、染や織を行っている手仕事集団です。工房で使う染料は藍や草木などすべて天然素材。織は風合いの良い柔らかいものからラグマットのようなしっかりしたものまで幅広くあります。そして秀逸なのが配色と模様。染や織の基本は和でありながら、北欧風であったり南米風であったりと、今の生活にしっくりと溶け込むテイストが素晴らしい。

染めた布は、たとえば「鯉のぼりセット」(一番人気!)の商品となって、一般のお客様のもとに届けられます。
織りあがった布は、たとえばストールやバッグ、ポーチになって、都内ショップ(六本木ミッドタウンのショップでも!)で販売されます。






どんな人たちがこれらの商品を生み出しているのでしょうか?

B型事業所ですから、そこで働いている利用者と職員です。利用者は染を行ったり、絞りの糸をまいたり、織をしたりします。職員はそれらの作業を一緒に行うとともに、染や織の業界情報を入手し、利用者のスキルをどう生かすか、製品にどう取り入れられるか一生懸命考えます。まさに二人三脚です。





利用者の中には製品作りが苦手な人もいます。でも「何かしらの表現」はしている。職員はその「何かしらの表現」をアートという形で引き出し、表現物そのものを販売したり、企業に貸し出したりしています。




施設長の高野さん曰く、「どうしたら利用者のみなさんの良さを引き出せて、面白いものが作れるかいつも考えています」
もともと染の職人さんの高野さんは縁あってこの施設で働くことになり、施設長になりました。競争力のある染の商品を、利用者さんと一緒にどうやって作るか考え実践することが、ご自分の存在意義と真っ直ぐに語る姿に、清々しさを感じました。

すでに天然素材生活者やモノ作り系の中で、多くのファンを持つ「ラ・まの」。次なる挑戦はブランド化だそうです。きっと世界に通用するブランドを目指しているのでは?と、勝手に想像しています。

利用者たちと、高野さんや高野さんと同じ志を持つ職員さんたちの二人三脚で、どんな進化を見せるのか。
これからも目が離せません。

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