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杉山夏子

お金の安心・安全を守るファイナンシャルスタイリスト

杉山夏子(すぎやまなつこ)

マネー・スタイリスト株式会社

コラム

インデックス、アクティブ。投資信託のコスト

投資信託

2016年9月21日 / 2018年8月16日更新

一般的に「コスト」というとネガティブなイメージがあります。
ノーロード投資信託の普及や最近のインデックス投資信託やETFの低コスト化商品が出てきている中、
アクティブ投資信託と言われる投資信託はコストが高いから「必要ない」のでしょうか?

投資信託のコストは3種類


まず投資信託のコストの種類についてですが、
■投資信託を買うときには「販売手数料」
■商品を持っている間に掛かる「信託報酬」
■商品を売る時には「信託財産保留額」
を支払います。

販売手数料が無料のものが「ノーロード投資信託」です。
最近は、多くの証券会社がノーロード商品を前面に押し出すようになってきました。
また、確定拠出年金の口座で買う投資信託やつみたてNISAで買う投資信託は販売手数料が掛かりません。

信託報酬って何?信託報酬は安ければよいの?


信託報酬ですが、これは運用手数料で別途支払う必要はありません。
「当日の純資産×(2%÷365日)」が」1日の手数料になります。
この手数料を、運用している資産の中から差し引かれています。
「気付かないコスト」とも言えます。

信託報酬はファンドによってかなり数字は違います。
例えば年間の自分の投資信託の純資産の平均が100万円だとして、年0.5%のファンドと2%を比較してみましょう。



投資信託は運用商品ですので、100万円一定とは言えませんが単純計算すると10年で15万円の差が付いています。

信託報酬は無意識のうちに支払う費用で、請求されませんので関心が低くなりがちになってしまいますが、
「運用期間中に支払う手数料」を意識するのは合理的で効率的なお金の殖やし方です。

信託報酬は自分たちの代わりにお金を運用してもらうための費用です。
見合う結果が出ているかどうかしっかりと見極めましょう。単純に低ければ良いわけではありません。
そのファンドがどういう運用をされているのか、投資家としてファンドに支払う費用が正当な対価であるか納得することが
一番大切です。

運用は難しいからファンドラップしてみると・・・


最近はファンドラップという商品があります。
これはファンドの「信託報酬」にさらに1.5%近い「ファンドラップフィー」というものが掛かります。
投資信託の信託報酬だけでも上記のような差が付きます。
ファンドラップは10年でさらに15万円を支払うことになります。
投資信託はお金を運用してもらうことを信じて託す商品です。
これをさらに一任する必要がご自身にあるのかどうか慎重に見極める必要があるでしょう。

出ていく時に支払う信託財産留保額


信託財産保留額はかかるものとかからないものがあります。
ファンド会社としては、解約する際には解約された方にお返しする現金が必要です。
投資家のお金を集めて運用をしている途中に現金を用意するために掛かる費用を、
解約する人に負担してもらう、いわば「手切れ金」です。
手切れ金ほど高くはありませんが。

これ以外にも手数料とは、意味合いが少し異なりますが、税金もかかります。投資信託の譲渡益の税率は、
1年間に売却したものの利益と損失を相殺して、利益に対して20.315%(2018年5月現在)になりますので、
こちらも無視できない金額です。

以上、コストについて解説しましたが、コストだけに目を向けて商品を選ぶと後で「こんなはずではなかった」
ということになります。

投資信託を購入する際は分配金の有無、運用方針や、ファンドの純資産総額の伸びも見る必要があります。
低コストでもリターンの悪い商品では投資の意味がありません。
プロの運用者に任せること、プロのアドバイスに手数料を払うことで「時間」というものを買えているという風に考えると、
コスト意識も変わってきます。

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