住宅ローン返済・滞納に、適正な解決策を提供（3/3）

専門家との連携で「最適解」を導く

　クラフトレジデンスという社名には、金融、不動産、法律（弁護士・司法書士）等、各分野の専門家「クラフトマン（職人）」が、顧客の「レジデンス（資産・住宅）」を豊かなものにするとの思いが込められています。
　山口さんは、実務の全体像を把握する立場から、相談者の状況を聞き取り、適切な専門家とチームを組んで問題解決に導く、いわばコーディネーター的立場を担っています。
　とくに任意売却を成功に導くために重要な、不動産会社とのネットワーク構築には自信をもっているといいます。
「債権回収会社時代は、不動産会社の審査を日常的に行っていました。良い業者と悪い業者の差は、査定書などの書類を見ても一目瞭然です。当社では誠実に、迅速に、適正価格での売却に力を尽くしてくれるか否かを徹底的に審査し、全国各地の業者とパートナーシップを結んでいます」

　山口さんは、営業マンとして働いていたころから「営業は『売る』のではなく、正しく伝えることである」との信念を持っているといいます。
　「情報の非対称性を悪用し、誰かが不当に損をするような仕組みは、ビジネスとは呼べません。私が実現を目指すのは、債務者と不動産会社、金融機関の『WIN-WIN-WIN』の関係。任意売却の仕組みを正しい形にすることで、住宅ローンの悩みを一つでも多く解決に導き、社会に貢献していきたいと思っています」
　熱く語る山口さんの姿から、新しい事業への自信と誇りが伝わってきました。

（取材年月：2019年2月）

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