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コラム
キャリアコンサルティング、カウンセリングの聴くって
2023年4月26日
第16回
前回は 「熱意」 の功罪についてご説明しましたが、私がキャリアコンサルタントという国家資格が無かった頃より前、キャリアカウンセリングを始めたころの失敗を書いてみたいと思います。
日本で初の日本型のアウトプレースメント事業を始めた当時の話です。
開始するにあたっては、このアウトプレースメントというアメリカ型の事業名を「再就職支援」と表記を改めました。
日本型のアウトプレースメントを目指したからです。
「再就職支援」と名付けたことについては、またいつか書いてみます
カウンセリング業務は忙しく、一日で6~7人のカウンセリングを行う日もありました。当時は私も40代でしたから、若さもあり、習い覚えたキャリアカウンセリングに日本型の工夫も加えて意欲満々で取り組んでいました。
電子専門学校卒業で入社2年の22歳のプログラマーが雇用調整の対象となり、再就職を支援することになりました。
当時は汎用機でのプログラミングが主流でしたが、徐々にパソコンに時代は変わりつつありました。
その22歳の若者は汎用機系の言語を専門学校で習得して就職したのですが、変化する時代には適応できないと会社側から判断されたのでしょう。
雇用調整の対象となって割増の退職金をもらって再就職を希望していらっしゃいました。
人柄はおとなしそうで、自己主張の少ないタイプの様で運動とは無縁の印象でした。明るいという人柄ではありませんでしたが、素直な人でこちらの問いかけには言葉少なでしたが答えてくれました。
2回目のカウンセリングの際には、プログラマーとして仕事をしていく為には今後はどんな技能が必要になるかという様な会話に持っていきました。少し性急に過ぎるかとも思いましたが、汎用型からの転換については再度の勉強が必要ですので、若ければ若い方が良いかと私なりに判断した為です。その若者も、私の汎用型からの転換には勉強が必要との示唆に反論することもなく、どちらかといえば同意する意見を話してくれました。
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