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岩尾啓一

真のキャリアコンサルタントを育成する専門家

岩尾啓一(いわおけいいち) / 講師

特定非営利活動法人日本キャリア・マネージメント・カウンセラー協会

コラム

キャリアコンサルティング、カウンセリングの聴くって

2023年4月23日

テーマ:キャリアコンサルティング

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

⑮前回の続きです。
社内のコミュニケーションには気を使います。
上司や同僚・部下とか自分より社会人経験の少ない人たち。
IT関連のツールの使い方。情報を得る手段の主体を何にするのか。言葉の使い方。等々。 
ストレスに囲まれて生きているようなのかもしれません。
ですから、生きる上で大切なのは癒してくれる「人・物・事」が最も大切なのかもしれませんね。
カウンセリング・コンサルティングは、相談者にとって何らかの緊張感をもたらす事ではなくて、リラックスが出来、心の内側に溜まっていたものを包んでもらいたいのです。
決して評価されたり、批判されたりしたくはないのでないでしょうか。
もしかすると「励まし」も重荷になるかもしれません。成さねばならない事は、相談者自身が充分に解かっている事かもしれないからです。

カウンセラーやコンサルタントが、職業観として持つべき「相談者の為になりたい」という熱意すらも、「うざったい」とか「そんなことを言われたくて来たのではない」と思われるかもしれません。
カウンセラーやコンサルタントが、客観的な立場から論理的に説明や説得・提案などができるかもしれません。
人は論理的に反論できない場合は、感情的な反論を繰り広げる事が良くあります。
カウンセラー・コンサルタントが客観性を失わず、相談者の意向に沿った「問いかけ」を行う事は、相談者の「自己理解」を促す作業だという事は忘れてはならない事なのです。
相談者が自己理解を無意識下で行う際には、感情で客観性を失ってしまっては「自己理解」に向かう事は到底無理という事になってしまします。
熱意こそが人を動かす」という格言もある様に思いますが、相手が冷静である場合という注釈がつくように思います。
ただし、この「熱意」こそが、相談者を受け入れ、共感し信頼を得る慎重で地道な作業へのモチベーションになることは言わずでものが事ですが。

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