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コラム
キャリアコンサルティング、カウンセリングの聴くって
2023年4月12日
「受容と共感」「ラポールの形成」の実践です。
まず相談者が語るには二つのタイプがあります。
1).取り敢えず語る相手であるカウンセラー・コンサルタントが、どんなタイプか語るに足る人物かどうかを見定めたい「様子見」で慎重なタイプ
2)不安や不満や悩みで頭が一杯の状態で、カウンセラーやコンサルタントは聴いてくれる存在であり、自分の味方となる人だと思い込み、勢い込んで語ってくれる人
2)のタイプの方にお会いすることはあまりありません。
カウンセラーやコンサルタントと言っても、見ず知らずの他人ですし、慎重になるのが当然だと思いますので、殆どがこの1)のタイプと考えて下さい。
カウンセリングなどでの対面ではなく、ごく普通の日常でも初対面であれば、互いに様子見ですよね。
でもここは、カウンセリング・コンサルティングで問いかけて傾聴をして、自己理解を促す場面ですので、抑制と技巧が必要です。
大前提として、相談者は「様子見」なのですから私たちが勢い込んで「さぁ、悩みを打ち明けて頂戴、私が何とかしてあげるから」ではありません。
私たちも「様子見」に付き合う必要があります。
皆さん初対面の人と会う場面を思い出してください。
どんな話からはじめますか?
もし相手が何か言ってくるのを待つというのであれば、ここでは難しいです。
あなたは、カウンセラー・コンサルタントですから、相談者から「語るべき相手かどうか判断される立場」であって、判断する立場にはありません。
ですが、会話はあなたから口火を切らなければなりません。ですから最初に何を会話の話題として提案するかは、カウンセリング・コンサルティングを行う上では大変重要な要素となっています。
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