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千葉理恵子

社員の幸せと組織の発展を考える組織活性化コンサルタント

千葉理恵子(ちばりえこ)

Be More

コラム

社員の自律を促すユニークな取り組み

2019年10月9日

テーマ:人事制度




社員の中で希望する人は正社員から業務委託(個人事業主)に雇用形態を変える。
そんなユニークな取り組みを始めた会社があります。

体組成計や体脂肪計のタニタ。

他にもあるユニークな取り組み


タニタと言えば他にも独創性のある商品やサービスがあります。

いまや全国に展開している「タニタ食堂」も、もともとは社員食堂のメニューがきっかけでした。

「おいしく、お腹いっぱい食べていたら、知らないうちにやせていた」をコンセプトにしたメニューが、NHKで取り上げられ、それがきっかけで本も出版されました。

そんなユニークな会社ならではの取組みですね。

人員整理ではない


さすがに社内からは「都合のよい人員整理だ」と言う声もあったようです。

でも希望者だけが雇用形態を変えますから、希望していない人はそのまま社員でいられます。

人員整理ならばわざわざこのような方法は取らないでしょう。

社長は働き方改革=残業規制という考え方に疑問を持っていたそうです。社員自身が決めた働き方で働けるようになることが、この制度のメリット。

決められた業務に対して基本報酬を決めて、それ以外の業務に対しては追加報酬をとなります。

もちろんタニタ以外の業務を受注することもできます。

この制度が始まった2017年から個人事業主になった8名の平均年収は28.6%アップ。

それに対して会社側の負担率は1.4%アップ。

悪くない結果だと思います。

個人事業主になることで、自分でやりたい仕事を自主的に選べるようになります。また自己啓発などは経費として計上もできます。

社員自ら働き方を考える


あえて「業務委託」にすることで、社員が自分に合った働き方を選べるようになるのです。

そしてそれが社長の狙いでもあります。

単なる「残業削減」ではなく、いかに効率的に働くか、自ら考えるようになりますからね。

私がコンサルティングで伺っている会社の社長も似たようなことを考えています。

独立した社員とゆるい提携関係を構築して、お互い仕事を融通しあうような仕組みを将来的につくりたい、と聞きました。

企業と働く人の新しい関係になりそうですね。

この記事を書いたプロ

千葉理恵子

社員の幸せと組織の発展を考える組織活性化コンサルタント

千葉理恵子(Be More)

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