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青木信昭

遺産相続、離婚問題に強い経験豊富な弁護士

青木信昭(あおきのぶあき) / 弁護士

アストレア法律事務所

コラム

相続法改正(11)遺言書保管制度その3

2019年12月17日

テーマ:相続法改正

コラムカテゴリ:法律関連

Q 遺言書保管所に保管した遺言の一部を修正したり、全部を撤回したりするにはどうしたらよいのですか。
A 遺言は、何度でも自由に変えることができ、一番新しいものが優先され効力が認められます。一番新しい遺言は、前の遺言と同じ方式(公正証書遺言、遺言書保管所に保管した自筆証書遺言、遺言書保管所に保管していない自筆証書遺言)の必要はありませんので、遺言書保管所に保管してある遺言を、公正証書遺言で撤回したり一部修正したりすることも、遺言書保管所に保管しない自筆証書遺言で撤回したり一部修正することもできます。遺言書保管所に保管してある遺言は、いつでも保管を取りやめることはできるのですが、保管を取りやめずにそのままにしておいて、別に遺言を作成しても構わないのです。ただし、新しい遺言があることを相続人が知らないと、遺言書保管所に保管してある遺言で相続手続をとってしまいますので、新しい遺言があることを教えておく必要がありますし、保管を取りやめておいたほうが無難です。 

Q 保管を取りやめたいときはどうしたらよいのですか。
A 遺言書を預けてある遺言書保管所に直接出向いて、「保管の申請の撤回」の手続をとってください。預けてあった自筆証書遺言を返してもらうことができます。

Q 返してもらった遺言は、もう効力がなくなるのですか。
A 当然に効力がなくなるわけではありません。効力をなくしたいのであれば、破棄する必要があります。

この記事を書いたプロ

青木信昭

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