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青木信昭

遺産相続、離婚問題に強い経験豊富な弁護士

青木信昭(あおきのぶあき)

アストレア法律事務所

コラム

遺産の一部の遺言

遺言

2018年2月5日

Q 父が自筆証書遺言を作っていたのですが、遺産として、自宅の土地建物、預貯金、株式があるうち、自宅についてのみ兄に相続させると書いてあり、他の遺産については何も書いてありませんでした。相続人は、私と兄、妹の3人です。自宅以外の遺産は、どのように分ければよいのでしょうか。
A 自宅の評価額がいくらで、それ以外の遺産がいくらなのかによって、分け方が変わります。

Q 例えば、自宅が5000万円、その他の遺産が7000万円の場合は、どうなりますか。
A 総額で1億2000万円になりますので、遺言がなければ、法定相続分に従い、1人が4000万円ずつ取得することになります。遺言によって、自宅をお兄様が相続することが指定されていると、お兄様は、本来相続するはずの4000万円以上の遺産を相続することになりますので、他の遺産を相続することはできず、残りの7000万円の遺産は、あなたと妹様が3500万円ずつ相続することになります。

Q 自宅が5000万円、その他の遺産が1億3000万円の場合は、どうなりますか。
A その場合は、遺産の総額が1億8000万円ですので、法定相続分では1人6000万円になります。お兄様は、自宅の5000万円だけでは1000万円足りないことになりますので、自宅を相続する他に、他の遺産の中から1000万円を相続することができ、あなたと妹様は6000万円ずつ相続することになります。要するに、指定された遺産が法定相続分以下の場合は、法定相続分どおりに分けるのですが、遺言に、遺産の一部を相続させると指定されている相続人は、指定された遺産を優先的に受け取ることになるということです。

Q 今お話のあった分け方以外は、できないのでしょうか。
A 法定相続分というのは権利であって、相続では必ずこれを受け取る義務があるわけではありませんので、最初の例の場合も、話合いによって、残りの7000万円の遺産を兄弟3人で分けることは自由です。 

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