まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ東京
青木信昭

遺産相続、離婚問題に強い経験豊富な弁護士

青木信昭(あおきのぶあき)

アストレア法律事務所

コラム

預貯金の遺産分割

相続・預貯金

2018年1月12日 / 2018年3月28日更新

Q 預貯金の遺産分割の取り扱いが変わったと聞きましたが、どう変わったのですか。
A これまでは、定額郵便貯金を除いて、相続開始により、相続人に法定相続分に応じて当然に分割するので遺産分割の手続は必要ないとされていました。ところが、平成28年12月19日に判例が変更となり、預貯金を分けるには遺産分割の手続が必要であるということになりました。

Q 具体的にはどういうことですか。
A これまでは、法定相続分が3分の1の相続人は、遺産分割の話合いや家庭裁判所での調停・審判の手続をとらずに、金融機関に対し、自分の3分の1だけを請求することができました。しかし、今後は、相続人全員で話し合いにより預貯金をどう分けるかを決めるか、話合いで決まらないときは、家庭裁判所の調停・審判で決めないと、預貯金の払戻しはできないということです。

Q これまでの扱いでは、何か不都合があったのですか。
A これまでは、相続人全員の合意があれば、預貯金も遺産分割の対象となりましたが、1人でも反対すると、遺産分割の対象となりませんでした。そのため、例えば、預貯金しか遺産がない場合に、生前贈与を受けていた相続人がいて、その預貯金を遺産分割の対象とすることに反対すると、預貯金を相続分に応じて分けるしかありませんでした。これでは、生前贈与を受けていた相続人の特別受益は考慮されないことになり、不公平です。

Q 新たな取り扱いにより不都合なことはありませんか。
A 預貯金の分け方について話合いがつかないと、家庭裁判所の調停・審判が必要となりますので、預貯金をおろすのに時間がかかります。特に、相続人の中に、例えば外国に住んでいて連絡がとれない人がいると、家庭裁判所での手続にも時間がかかり、困ることになります。

この記事を書いたプロ

青木信昭

青木信昭(あおきのぶあき)

青木信昭プロのその他のコンテンツ

Share

青木信昭プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-6410-6350

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

青木信昭

アストレア法律事務所

担当青木信昭(あおきのぶあき)

地図・アクセス

青木信昭プロのその他のコンテンツ