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田中康志

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コラム

広報視点からみた、なぜ大企業の多くはルールが遵守されているのか?

2019年7月12日 公開 / 2019年7月22日更新

テーマ:組織マネジメント

時に不祥事が発生したり、事件、事故に見舞われれることもありますが、多くの大企業はしっかりと社員の統制が取れています。

そういう話をすると「大企業だから」とか「もともと優秀な社員が揃っているから」と理由になっていない回答をする人がいます。「なぜ、大企業だからできるのですか」と聞き返すと、次の回答はありません。

このような回答をされる方多くは、会社の統制が取れていないか、会社として統制は取れていても、ご本人はその輪からは少し外れてしまっているか、ほかの社員と同じ行動をしていれば自分が会社に迷惑をかけることはないと考えている人です。

数千人、数万人の社員を雇用する企業と、数人、数十人、数百人の企業では、どちらが統制が取りやすいと思われますか。言わずもがな、少ない人数のほうが管理しやすいのは間違いありません。

では、なぜ、中小の企業は統制がとりにくいのでしょうか。

それは、ルールが整備されていないから。ルールを軽視しているからです。

多くの経営層は思慮深く「ルールを厳しくすると嫌がるかもしれない」と考えたり、「ルールを厳しくしないほうが、柔軟に行動してくれるはず」と相手の気持ちに寄り添おうとする傾向があります。性善説を願う傾向もあり、結局「ルールは守ってくれるだろう」、「ルールで縛らなくてもわかってくれるはず」とルールを厳守させることを避けるのです。

これは経営層として、社員を信用しているという自己満足、社員からの不満への怖れ、社員が少ないのだから何とかなるという言い訳がそうさせています。

大企業は社員が多いため、ルールを整備することで統制をとっています。また、ルールを厳格・明確にすることで、規範が成り立っているのです。

働き方改革と叫ばれている中、残業を減らしているのも大企業です。残業に関しても「大企業だから」とか「下請けにしわ寄せ」とか「残業しないと売り上げが上がらず会社が潰れてしまう」と言って、なにも改善・改革できない人は残念です。

すべての集団、コミュニティにはルールがあります。最も身近で小さなコミュニティは「家庭」ですが、そこにも必ず家族のルールがあります。誰もが生まれてからルール、秩序を学び、守って成長しています。

知恵と知識が向上している社会人だから、会社はルールで縛らなくても自己判断に委ねるといえば聞こえがいいですが、ビジネスにおいてそこに社員の労力や負荷をかけるほど無駄はありません。社員の誰もが理解できるルールがきちんと設定されていれば、社員はそれを遵守するだけ。それ以外はビジネスに注力できるのです。

大企業が大企業たる所以は、ルールによる生産性の高さなのです。

企業規模の違いを言い訳にするより、企業規模に関係なく見習えることはたくさんありますよ。


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