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田中康志

経営・事業を支援する広報・マーケティングアドバイザー

田中康志(たなかやすし)

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コラム

ドラッカーさんの経営の教えは企業広報にも通じる

広報の魅力

2018年6月12日 / 2018年8月10日更新

ドラッカーさんの本、正直じっくりと読んだことがないんです。

ちゃんと読んだのは「もしドラ」くらいでしょうか。

何冊か持ってはいるんですけど、気になる箇所、必要な箇所をペラペラめくって読み直すばっかりです。ある時クライアントから社員の部門配置のアドバイスを求められ、ああドラッカーさんのマネジメントにいい言葉があったな~と思い出し、また本をペラペラめくり確認します。さあ、この言葉をどうクライアントに伝えようか考えます。

そんな時に「田中さん、それはこういうことやで」と端的な言葉を教えてくれた人がいました。

それは安藤芳樹(あんどうよしき)さんという方で、大手広告代理店にいらっしゃった方です。この安藤さん、なにがすごいかって、あの難しいドラッカーさんの経営書数十冊をすべてわかりやすくチャート化してしまった人なんです。そのページ数は15,000ページを超えるそうです。その膨大なファイルを見せていただいたんですが、実際に見ると気が遠くなりました。何事にも極めた人のすごさを実感しました。

安藤さんのチャートはドラッカー研究の日本の第一人者でドラッカー学会代表の上田惇生先生のお墨付きで、安藤さんもドラッカー学会でファシリテーターとして安藤式チャートを使ってドラッカーさんの実践ノウハウ、マーケティングやブランディングの知見を豊富な事例を紹介しながらやさしく説いています。

「社員がいい仕事できんのは、その人が実力を発揮できない部署に配属した会社の責任やってドラッカーさんも言うてる」と安藤さん。

そうなんです。私も若い頃は後輩に「できるようになれ」と厳しく教育していましたが、マネージャーの立場になり、チームマネジメントに向き合ってからは考え方が変わりました。よく「できないことをできるように教育するより、得意なことをもっと伸ばすほうが成長する」と言われますが、まさにその通りでした。

クライアントにはいつも自分自身の経験を踏まえてアドバイスさせていただいていますが、この時も安藤さんに教えてもらった要約されたドラッカーさんの言葉と、実際に成長した部下の話をしました。

自分がこうだと信念を持って取り組んできたことが、ドラッカーさんを読んで間違いなかったと確認できた時はうれしいですね。自信が高まります。

ところで、この安藤さん。さぬきうどんを全国区にしたブームの仕掛け人なのです!

学生の頃、タウン誌に連載されていた「うどん屋探訪記」が地元で爆発的な人気になり「恐るべきさぬきうどん」として書籍化されました。これは香川県民のバイブルでもあり、謎のうどん屋に出会うための“冒険の書”でもあったのです。この探訪記が新潮社から販売され、さぬきうどんツアーとして全国から人々が訪れることとなり、原作は「UDON」という映画にもなりました。さぬきうどんブームの原点はここなのです。

この企画が安藤さんによるものだったのです。発刊から約30年、今でも自宅の本棚のフロントに並ぶ「恐るべきさぬきうどん」を読み返すと安藤さんも登場していました。この話を聞いた時は「うどんの神様に出会えた」と感激し、地元の友人に自慢したものです。安藤さんご本人も「UDONの映画で僕の役やったんはトータス松本さんやで」とちょっと自慢されます。

もうひとつ、顧客満足度No.1を更新し続ける四国のあの自動車販売会社を仕掛けたのも安藤さんです。

ヒットの裏にはドラッカーさんから学んだイノベーションの考え方があったんですね。

広報の仕事だから広報の専門書を読む。正しいことです。でも広報の本質は経営の本質につながります。広報のヒントはドラッカーさんの中にもあります。幅広く学ぶことで広報の知見もひろがります。

でも、学ぶだけではなく、一番重要なことは学びを活かすこと。

活かすために学んでいきましょう!

安藤芳樹さんのHPはここ

安藤さんのHPにはドラッカーさんとの向き合い方やさぬきうどんブームの秘話があります。
読むだけでも楽しくてためになりますよ。
ちらっとのぞいてみてください。
安藤芳樹さんのホームページ

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