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田中康志

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田中康志(たなかやすし)

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コラム

知ったつもりの発言は広報のスキルまで低くみられますよ

広報の魅力

2018年6月8日 / 2018年8月10日更新

NGワードはどこで発動するかわかりません。それは日常的に使用されている言葉でも会社の中では違う言葉に置き換えられていたり、日本語英語や妙に短縮された言葉、そもそも意味が違う言葉などなかなか難しいものです。

例えば「啓蒙」と「啓発」。

私も長く製薬会社を担当していたのですが、医療用の医薬品には薬事法があり直接製品をPRできないため、PR業務の中心は「疾患啓発」でした。この「疾患啓発」という言葉がPRを担当する者にとっては重要な言葉になります。

PRプランのコンペに数社PR会社が参加するのですが、その業界を理解しているかは評価のポイントになります。経験も重要ではありますし、先行者有利は事実ですが、このコンペに気持ちの上でも準備できているかは雰囲気や言葉で伝わります。

ある製薬会社の担当者からこんな言葉をききました。「いつも啓発だと言っているのに、あのPR会社はいつまで経っても啓蒙っていうんです。そもそもを理解してくれていない」とか「プレゼンで啓蒙を連呼するんだよ。経験がないことを露呈しているようで、依頼する気になれなかった」など・・・重要な言葉を間違えると致命的です。

私は社内広報をメインにディレクションしているのですが、インターナルコミュニケーションという言葉も使っています。よくインナーコミュニケーションという言葉を使う会社もありますが、日本広報学会はインターナルコミュニケーションで統一しています。

以前、PR会社時代に部下を連れて企業広報担当者とミーティングしていた際、部下が「インナーコミュニケーション」という言葉を使いました。すると担当者は「それでは意味が通じない。そもそも理解がないのに業務を任せられない」と厳しい言葉を返されました。すぐに言い直すことでなんとかご理解をいただけましたが、冷や汗ものでした。

知った気になって不用意に言葉を使うことに慎重になるべきですね。

以前プレスリリースを作成していて「患者」という言葉を記載したのですが、「うちは患者とは言わない患者様だ。すべてに様をつけろ」と言われたこともあります。また「生活者」という言葉を使った際も「そんな言葉はない」と言われたこともあります。これらは社内ルールとして浸透しているので、言われない限りわかりません。新聞記事は「患者様」とは書きませんなど、正論をぶつけても関係が悪化するだけです。だからといって社内ルール満載の原稿では記者の印象にも影響します。

一番良いのは使い分けです。それを理解してもらうしかありません。

あなたの会社にも社内用語はありませんか。社内用語はあくまでも社内の常識であって社会のスタンダードではないことがあります。かならず一般的な言葉も用意しておき、社内と外部で使い分けてください。そして外部委託した時はそのルールを教えてあげてくださいね。広報としてのあなたの気配りに外部スタッフも一目置いてくれます。

社内広報活動のヒント

社内広報が従業員の意識を変える
社内広報を活用し、社員の喜ぶ顔がみえたと満足され、もっともっと取り組んでいきたいと、社内広報の魅力に感動された企業も多くあります。従業員を大切に想う企業こそ、広報の世界へ踏み出してみませんか。

すべての企業が取り組める社内広報
アサインポストが提案するのは、広報部門はもちろん総務部門や人事部門でも日常業務のなかで取り組める社内広報活動。社内広報のために新しい取り組みを行うのではなく、現状の活動を社内広報に活かします。

社内ブランディングのための広報サポートサービス
広報担当者だけでなく、管理職やチームリーダーに向けた広報の考え方をレクチャーします。広報視点を学ぶことでこれまでにない“気づき”が起こります。店長や店舗を管理するスパーバイザーにも効果があります。

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