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青山陽子

ジュエリーのリフォーム・リペア・オーダーメイドの専門家

青山陽子(あおやまようこ)

青山宝飾(東光企業株式会社)

コラム

金の価格が高騰している理由

ジュエリー雑学

2011年5月26日 / 2014年7月31日更新

今大注目の金
昨日も申し上げました通り、現在金の国際価格は高騰し、過去最高値圏で取引されています。

先月、1トロイオンス(31.1035グラム)が1500ドルを突破し、日本国内の小売価格も
円高にもかかわらず1グラム当たり4200円を超えました。

価格の推移を見てみると、何と過去10年間で約5倍、ここ3年だけ見ても50%も値上がりしたことになりますので、ものすごい上昇率です。


では、今なぜ金が高騰しているのでしょうか?
その理由を考えてみたいと思います。

◆ドル安、ユーロ安の通貨不安で投機マネーが「安全資産」の金に流入している
 (アメリカ国債の格下げ懸念・ヨーロッパ財政危機の再燃)

◆中東の反政府デモなどの政情不安から「有事の金」買いへ

◆日本の大震災・原発事故により、経済に対する信頼感を薄れさせた

◆中国・インド・ロシアの中央銀行の金保有がここ10年で急増
 (ちなみに日本銀行は10年前と変わらず、金・ゴールドは買わず、米国に忠実でドルで所有)

◆中国・インドで経済成長とともに宝飾品需要が急増 

◆金の採掘コストの上昇(過去は掘りやすい場所だったがどんどん地底の奥深くや海底へ)

◆一般民間人の金買いが進んだ(「宝飾品は楽しみ半分・資産半分」という考え方)


他にも様々は経済的、政治的要素が重なり、金の価格がこんなにも上がってしまったと
考えられますが、今後どうなっていくのかについては市場関係者の間でも意見が様々です。

金の価格が上がっても、一般の人たちにはあまり影響がないように思われますが、
金価格が上がるときは、投機資金が国際商品市場にも流れ込んで原油や金属、食料品の相場も
高騰するので、日本人の生活にも結局大きな影響があるということになります。

また、今日本国内では、いわゆるバブルの時代にお客様が購入したゴールド・ジュエリーが
大量にタンスに眠っています。
ある推計によると、(原価ベースで)約20兆円もの宝飾品がタンス在庫なっているそう。
これらを眠らせたままにせず、新たな資産として活用する工夫も、経済活動を活発化する
という意味においては重要だと思います。


明日は、宝飾品の素材としての「金」についてもう少し注目してお話したいと思います。

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青山宝飾 / 青山 陽子 
G.I.A.(米国宝石学会)G.G.
JJA(日本ジュエリー協会)JC
ジュエリー・リモデル・カウンセラー
ジュエリーデザイナー

店舗HP http://www.aoyama21.co.jp
代表Mail info@aoyama21.co.jp
東京都港区東麻布2-18-5 TEL 03-3583-2797
営業時間 月~金 10:30~18:30 土10:30~17:00
定休日  日曜・祝日
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