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天野仁

離婚・男女問題・金融関連に強い弁護士

天野仁(あまのひとし)

弁護士法人ステラ

コラム

離婚後も婚姻中の氏を名乗りたい場合の手続き

離婚

2016年5月29日

離婚は生活にさまざまな変化をもたらします。そのひとつが氏と戸籍の問題です。
特に戸籍の筆頭者でない人は、離婚すると戸籍を変更しなければなりません。
離婚後の戸籍をどうするのか、さらに、旧姓に戻るのか、婚姻中の氏を使い続けるのかも、決めておく必要があります。

離婚によって戸籍はどうなるか

結婚とは、婚姻届を提出することで、男女が同じ戸籍に入ることを指します。また、離婚とは、それぞれが別の籍になることを意味します。

結婚するとき、夫婦はそれぞれの親の戸籍から出て、独立した新しい戸籍をつくります。
婚姻届を提出する際に、戸籍の筆頭者を選んだことを覚えていらっしゃるでしょうか。
筆頭者は、夫でも妻でもどちらでもなれますが、慣習上、夫の方を筆頭者にする場合が多いです。

離婚をすると筆頭者の場合はそのままの戸籍にとどまりますが、配偶者はバツ印により戸籍から末梢されます。
「バツイチ」や「籍を抜く」という離婚の表現はここからきています。

筆頭者でない人の戸籍はどうなるか

戸籍の筆頭者でない人には、結婚前の戸籍に戻るか、新しい戸籍を作るか、2つの選択肢があります。
結婚前の戸籍に戻れば、旧姓に戻り、本籍地は親と同じになります。
新しい戸籍を作る場合には、本籍地をどこにするか、氏をどうするのか(旧姓に戻るのか婚姻中の氏を名乗り続けるのか)を決めなくてはなりません。

本籍地をどこにするかは本人の自由ですので、諸手続きに便利な場所に定めると良いでしょう。あとは、婚姻中の氏を名乗るか、あるいは旧姓に戻るかの選択です。

旧姓に戻るのが原則ですが、「離婚の際に称していた氏を称する届」を提出することによって、婚姻中の氏を名乗ることができます。この届は離婚届と一緒に提出することもできますが、離婚後3カ月以内に提出すればよいことになっています。手続きは、本人の署名捺印があれば良く、理由を問われることはありません。

親が離婚した場合、親は戸籍が分かれますが、子は従前の戸籍のままで姓も変わりません。
子の姓を変えるには、子の氏の変更許可の申立を家庭裁判所に行い、その許可を得た上で、子どもを自分と同じ戸籍に入れるための入籍届を提出する必要があります。

一度選択した氏を変更したい場合

3カ月を過ぎてから、一度選択した氏を変更する場合は、家庭裁判所への申し立てが必要となります。

この場合は「やむを得ない事情」がある場合のみ、変更することが認められます。離婚後の氏をどうするかは、どちらを選んでもメリット・デメリットがあり、その後の人生に影響してきますので、慎重に検討することをおすすめします。

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