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藤森哲也

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藤森哲也(ふじもりてつや)

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コラム

不動産売買 トラブル相談例⑤【建築条件付きの土地の注意点⑤】

2014年4月2日

今回は、建築条件付き土地の注意点の最後となります。

最近になって寄せられる相談で、「建築請負契約の締結が解除条件に入っていないが、

建築条件付土地なのに問題ないか」というものです。



まず、「建築条件付土地」とは、土地売買とセットで建築請負契約を締結するという

条件付きの契約です。

ですから、建物プランや建築費用、日程などの話し合いで、折り合いがつかないことや、

その為建築請負契約を締結しなかった場合、土地の契約も含め白紙解約となるのが

建築条件付土地の売買となります。


しかし最近では、提案型土地といって、建築プランや建築業者を条件付のような感覚で

提案し、土地売買と建物請負を契約している契約形態もあります。

その場合、土地売買には条件付土地のような「建築請負契約の不成立で土地も解約」の

条件は付いていませんから、建築請負契約が成立しなくても土地とローンの支払いは

残りますので、条件付土地とセットで提示された建物金額(注文住宅よりプラン自由度は

低いが安価に設定)でなければ、土地だけあっても建築できないという資金計画の方は、

十分な注意と確認が必要です。

尚、提案型土地の全てが買主に不利な訳ではなく、例えば土地の代金が条件付のように、

相場より安い場合、土地のみで購入するより安価で入手出来る為、その後の注文住宅に

係る建築費用にも問題が無ければ、条件付よりおいしい条件となる買主もいる訳です。


つまり、契約条件の確認、その条件が成就されなかった場合に何が残り、費用負担などは

生じるのか、その金額はどの程度か、それは条件不成就以降の状況に対し、問題とならない

かなどを、資金計画と契約内容・条件を良くすり合わせて検討する必要があるという事です。



こうして建築条件付土地の売買にある、「建売よりも割高になることが多い」

「注文住宅よりは自由度が低い」「ハウスメーカーなどによって建物の質が異なる」

などのデメリットや、取引上のリスク・注意点を解説していきますと、条件付として

購入するメリットなどあるのかと思われる方もいるかもしれませんが、こうした

デメリットや注意点は、新築戸建て・中古戸建て・土地のみの売買など、他の契約状況でも

形や状況を変えて存在します。

大切なのは建築条件付き土地のメリットである、「建売りと比べ自由なプランで建築できる」

ことや、「施工会社を探す手間が省ける」こと、「注文住宅より低価格で希望プランの家を

建てることができる」など、注意点を押えた契約内容や、納得のいく打ち合わせによって、

それらメリットを活かした購入ができるかです。

そういった条件付土地のメリットを生かした住宅購入のお役立て頂ければ幸いです。


この記事を書いたプロ

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