まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ東京
五井淳子

介護業界の人財育成・人事労務に特化した社会保険労務士

五井淳子(ごいじゅんこ)

アクティ労務管理事務所

コラム

36協定届 特別条項について    【介護 福祉】

人事 労務

2016年5月30日

先週、36協定についてのコラムを書きましたが、
大事なことを書いていませんでした!

「特別条項」

についてです。

36協定は、これを出しておくことで一定時間
残業させることが出来るというもの。

そこには、

1か月なら45時間まで、
1年なら360時間まで

という残業時間の「上限」がある、ともお伝えしました。

Q:36協定を出さずに残業させるとどうなる? 
Q:36協定さえ出しておけば、いくらでも残業OK?

でも「突発的な仕事で上限時間内では終わらない!」
という場合、36協定に

「特別条項」

を付けることで、上記の上限を超えての残業が可能になるのです。

特別条項には条件がある


とはいえ、過重労働は国を挙げて解決しなければならない
重大な問題ですから、上限を超えた残業を認める「特別条項」には、
当然に条件が付いています。

実際に、特別条項の文面を見てみましょう。
(あくまで一例ですので、このまま使わないで下さいね。)

********************************

「ただし、利用者等にかかる緊急介助が発生した時、
~その他特別の事由があるときは、労使の協議を経て、
1ヶ月60時間までこれを延長することができる。

この場合、延長時間を更に延長する回数は、
6回まで、年間600時間を限度とする。

なお、1か月45時間、1年360時間を超えた場合の割増率は、25%とする。」

*********************************

このように、

1.特別条項を付けるには、特別な理由が必要。

2.特別条項には、回数制限あり。
 ⇒年に6回(=半年分)まで。

3.労使で協議等の手続方法を定める必要あり。

4.特別条項で決めた、延長した残業時間にかかる
割増率を決めること。(法定以上)

具体的な計算方法等、詳細については割愛しますが、
このように一定の条件をクリアして、初めて
特別条項を付けることが出来るのです。

私の関与先でも特別条項付の
36協定を出しているところが多いのが実情です。

が、一つ注意していただきたいのは、前述のように
この届け出は「たくさん残業させるため」のもの。
本来望ましいものではないのです。

従って、長時間労働の解消を目指す国が
チェックしていないはずはありません。

「特別条項付の36協定届は、そうでないものと分けて保管してあり、
監督署はその事業所を重点的にチェックしている」という話もあるほどです。

なかなか難しいかとは思いますが、出来る限り残業は少なくしたいものです。





◆◇*─*◇◆*─*◆◇*─*◇◆*─*◆◇*─*◇◆*─*◇
     五井 淳子の仕事に対する想いとは?
      http://www.acty-kaigo.com/idea/

     介護のプロを育てる秘訣とは?
   http://www.acty-kaigo.com/lp/ningenryoku/

  介護保険、介護事業政策に関する旬な情報はこちら
      http://www.acty-kaigo.com/useful/

◆◇*─*◇◆*─*◆◇*─*◇◆*─*◆◇*─*◇◆*─*◇

この記事を書いたプロ

五井淳子

五井淳子(ごいじゅんこ)

五井淳子プロのその他のコンテンツ

Share

五井淳子プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
03-5489-5851

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

五井淳子

アクティ労務管理事務所

担当五井淳子(ごいじゅんこ)

地図・アクセス

五井淳子のソーシャルメディア

facebook
facebook

五井淳子プロのその他のコンテンツ