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五井淳子

介護業界の人財育成・人事労務に特化した社会保険労務士

五井淳子(ごいじゅんこ)

アクティ労務管理事務所

コラム

“理念”に照らし合わせた経営、出来ていますか?                  【介護 福祉】

その他

2016年5月20日

先日、同業の友人と「最近、理念を持った経営者って少ないよね」
という話をしました。

そんな矢先、「株式会社ケアビジネスパートナーズのメルマガ
『ケアビジネスSHINKA論』に、こんな話が載っていました。
(長文です)

***********************************

●2005年末、千葉・船橋にいよいよ日本第一号店を出店しようと準備を進めていたイケア。
しかし、いよいよオープン、という時期が近付く中、彼らはとても重大な問題に直面します。

何と、竣工前の敷地内に、渡り鳥が巣をつくってしまったのです。

「なんだ、そんなことか。そんなの、除去すればそれでおしまいじゃないの?」

普通ならそう思うかもしれません。

しかし、「家が世界で一番大切な場所」を提唱するイケアとしては、
鳥のマイホームを撤去して営業に踏み切る、という判断は、
明らかに理念にそぐわないものでした。

渡り鳥が冬を乗り越え、次の目的地に向かうまではほんの数か月。
結果、彼らは、想定外の様々なコストが発生する事を全て含んだ上で、
オープン日を2006年4月24日にずらす判断を下したそうです。
(詳しくはPHP文庫「イケアはなぜ「理念」で業績を伸ばせるのか」をご参照ください)

●「確かに理念に照らし合わせて考えればそれが正解かも知れない。
けど、その判断により発生するリスク・損失等を総合的に考えれば
“通常通りのオープン”に踏み切るのが経営者としての当然の判断ではないだろうか」

中にはそんな風にお感じになる方もいらっしゃるかもしれません。
どちらが正しくてどちらが間違い、と簡単に言える話では決してありませんが、
ただ、一つだけはっきり言えるのは、後者の判断はおよそ
「理念経営」と呼べる類のものではない、と言う事です。

●上記事例が示す通り、“理念経営”とは、実は、字面ほど簡単・単純な話ではありません。

何故なら、短期的には、“理念の追求”と“経済性”が、時には相反してしまうような
事態も多々生じる可能性があるからです。

それを飲み込んだ上で、(勿論、それらのリスクを最小限に抑えるための
あらゆる手立てを模索・検討しつつ)それでも準拠すべき判断基軸を
“理念”から絶対にぶらさない。

この姿勢をいつ、何時にも貫き続けることこそが“理念経営”の真髄であり、
理念経営を掲げる経営者の志・胆力が問われるところだと思います
(社員はその経営判断を注視していますし、同時に、
その判断プロセスこそが最高の社員教育につながる訳ですものね)。

そして、その“判断”の連続が、(反面教師を含め)経営者を、そして、
会社を強くしていくのではないでしょうか。

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いかがでしょうか?

皆様の事業所経営のご参考になれば幸いです。




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