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五井淳子

介護業界の人財育成・人事労務に特化した社会保険労務士

五井淳子(ごいじゅんこ)

アクティ労務管理事務所

コラム

Q:最近よく聞くオワハラって何?

人事 労務

2015年8月3日

A:内定を出すことを理由に、企業が就職活動を終わらせるよう、
学生に対し過度に圧力をかけることを言います。

8月1日から、2016年度新卒者の面接等の採用活動が解禁されました。

昨年よりも4か月遅い解禁になった理由は、
就職活動の早期化、長期化により学業への悪影響が大きいからです。
(あくまで経団連加盟企業に対してのものなので、それ以外の中小企業や
外資系企業は、これまで通りのスケジュールで採用活動を行っています。)

これまでの新卒の就職活動では、「大手を受けて、ダメだったら中小」
という流れが一般的でしたが、今回のスケジュール変更により
中小企業と大手企業との採用選考時期がダブり、
先に中小企業での内定を得ていた学生が、
その後大手企業からも内定をもらった場合、
当該中小企業への就職を辞退する可能性が出てきました。

そうなると、中小企業では改めて採用活動をしなければならないわけで、
時間や経費の事を考えると、内定辞退は何としても避けたい。

結果として、「もう就職活動終わらせてよ」
などと、学生に過剰に迫る所が出てきます。

これを「オワハラ=(就活)終われハラスメント」と言います。

では、このオワハラ、一体何が問題なのでしょうか?

学生には憲法で保障された「職業選択の自由」があります。
また、「内定」とはいえ労働契約が成立するので、
学生が2週間の予告期間をおけば自由に解約ができるのです。

これら法的に保障された権利を、内定先の会社が
無理やり放棄させることはできません。
あまりに執拗な「オワハラ」は、脅迫などの
罪に問われることもあるので注意が必要です。

学生側もモラルある対応を


一方で企業の側から見ると、良い人財を早く囲い込みたいとの一心から、
やむなく「オワハラ」と言われるような行動に出てしまう所もあるでしょう。

中小企業にとって人を採用するというのは大変なことです。

多額の経費と多くの時間をかけてやっと良い人財を見つけたと思ったら、
あっさり内定辞退・・・。

だからといってオワハラが許されるわけではありませんが、
そのダメージは学生が思う以上のものがあるのです。

さきほど、「『内定』とはいえ労働契約が成立する」と書きましたが、
契約には責任が伴うのです。

メール一本での内定辞退など、甘え以外の何物でもありません。

学生もその辺りをきちんと自覚した上で、やむなく内定辞退をする場合にも、
節度のある態度、行動をして頂ければと思います。





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