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五井淳子

介護業界の人財育成・人事労務に特化した社会保険労務士

五井淳子(ごいじゅんこ)

アクティ労務管理事務所

コラム

Q:休憩時間中の電話対応などの仕事。人手不足だからいいよね?

人事 労務

2014年10月28日

A:休憩時間は、一定の定めによって与え、
かつ自由に過ごしてもらわなければなりません。

休憩は自由利用できなければダメ


会社は、一日の労働時間が

6時間を超える場合は少なくとも45分
8時間を超える場合は少なくとも1時間

の休憩を、お仕事の合間に与えなくてはなりません。
(労働基準法第34条)

また、休憩時間は本人が自由に利用できる、とも定められているため、
電話に出る、来客の相手をするなどちょっとした手伝いをした場合でも、
それは休憩時間にはカウントされず、「労働時間」として
お給料が発生することになります。

実務的には、本当は60分だったお昼休みが上記のような手伝いで
45分しか取れなかった、というような場合、残りの15分の休憩を
午後の勤務時間中に取らせるか、または残業時間として時間外手当を支払う、
といった対応をすることが多いようです。
(法定労働時間を超えた場合)

「人手不足だから、お昼休みを1時間まとめて取ってもらうのは難しい…。」
と言う場合には、分割での休憩も認められています。

介護施設のうち、病弱者または虚弱者の治療、看護
その他保健・衛生の事業に該当するときは、
交代制で休憩させることが認められていますので、
勤務時間や仕事の内容によって交代で休憩をとらせることもできます。

「手待ち時間」は休憩ではない


休憩時間について、誤解されやすいのが「手待ち時間」の扱いです。

「手待ち時間」とは、

電話番や急な需要等に対応するために待機を命じられ、
休憩時間の自由利用が保障されていない時間の事。

先ほどの例のように、実際に電話に出たり、といった作業や実働を伴わなくても、

「いつ仕事に就け、という要請があるか分からず、
その間自由に利用できなくて拘束されている状態」

であれば、これは手待ち時間となり、労働時間にカウントされます。

休憩時間を上手に利用して!


対人援助は、たとえ体を酷使しなくても、精神的な疲れがたまり、
それが体の疲れとなって出てくるという、大変なお仕事です。

休憩中のたわいのない会話やちょっとしたうたた寝でも、それで心身がリフレッシュし、
午後の勤務も頑張れるのであれば、その効果はあなどれません。

たかが休憩、と思わずに、しっかりとお休みできるよう、
是非その取り方取らせ方や快適な環境について、
一工夫してみてください。


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