個人の強みを伸ばし、生きるために必要な力を養う学習塾（3/3）

「勉強している」を「学んでいる」に変える

　子どもが勉強に苦手意識を持つ原因の一つに、ほめられる機会が少ないことが挙げられます。そのため、原田さんのもとでは「ほめること」「認めること」を大切にしています。

「テストの答案の中には、必ずほめるポイントがあります。それを子どもにきちんとフィードバックすることが、勉強への姿勢を変えるきっかけになります」と原田さん。

「勉強を嫌いだと思っている子は、そもそも『勉強をしている』から嫌いなんだと思います。『学んでいる』に変えることができれば自然と知識が入ってきて、テストの点が伸び、生きる上で必要な力も身につけられるでしょう。『勉強』と『学ぶ』の違いを知ることが重要です」

　同塾では日々の学習だけでなく、夏祭りや運動会、お泊まり会、卒業旅行などのイベントも開催。コミュニケーションを深めて信頼関係を築くなど、子どもたちがのびのびと学べる環境づくりをしています。

「子ども一人一人と深く関わるからこそ、学びに対する意識を変えていけると思います。未来舎は、ただ成績を上げるのではなく、生きていくために必要な力を身につけられる学習塾を目指しています」と話してくれました。

（取材年月：2020年6月）

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⇒子ども達一人一人との関わりの深さ