美しさと長寿命化を支える地元の塗装屋さんとして（1/3）

4回塗りを基本にした丁寧な仕事がモットー

　メンテナンスの必要性は感じているけれど、意外と放置しがちになるのが住まいの塗装。屋根や外壁は常に雨風や紫外線、砂埃などにさらされているため、どのようなお家でも劣化は避けられません。新築でも、築10年前後で、壁のひび割れやチョーキング現象（白い粉が浮いてくる）が見られるようになります。

　「屋根や壁の塗装には、美観の維持よりも実はもっと大切な役割があります。それが、雨水が侵入しないよう塗装の塗膜によって家を守ること。屋根や外壁が痛んでくると、そこから雨水が浸入し、家の寿命を大きく縮めてしまいます。住まいの1次防水は塗装からはじまると言っても過言ではありません」

　そう話すのは、地元徳島で1000件近くの施工実績を誇る、株式会社中山コーティング代表の中山さんです。同社が掲げるモットーの一つが、長持ちのする精度の高い塗装を行うこと。一般的な塗装は3回塗りが基本となっていますが、職人の手塗りによって必ず「4回塗り」を行っています。

　「塗装業者に依頼する場合、多くの方が数社からの見積もりをとった上で契約先を選ばれると思います。一番大切にしてほしいのが、決して安さだけで業者を選ばないということ。症状によって塗料の種類も変わりますし、場合によっては塗装ではなく、葺き替えや張り替えが必要なケースもあるのです。根本的な問題を解決するために、どのような方法を用いるのかをしっかりと理解した上で、信頼できる業者に作業を依頼してほしいと思います」と中山さんは話します。

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