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コラム
求職者視点の把握
2020年10月29日 公開 / 2020年10月30日更新
キャリアコンサルタントとして、企業の従業員の方とキャリアコンサルティングの面談を実施した際には、守秘義務に反しない範囲で、面談から感じ取った企業の課題など、企業側にフィードバックすることがあります。
特に社外のキャリアコンサルタントの場合は、第三者の立場で客観的にその企業を見ることもできますし、従業員の方も、守秘義務を課された外部の専門家ということで、安心して本音を話してくれやすいということもあります。
社内で上司・部下が良好なコミュニケーションを図ることも大切ですが、外部の専門家を活用することで気づけることもあり、会社の課題解決や改善に役立つものかと思います。
これは、採用活動において、人材サービス会社を活用する際にも同様のことが言えます。
例えば、求人をハローワーク等に掲載しても応募がない場合、その理由が何なのか?
給与水準の問題か、勤務条件か、仕事内容か、それとも情報量の少なさとか見せ方の問題か…、
求人のトレンドなどの知識もないため、それもつかめず、
人手不足の業界だから同業他社もきっと同様だろうと、仕方ないものと思い込んで、そのまま手を打たなかったり。。
また、応募はあったものの面接後に辞退された場合など、その本当の理由は応募者は言ってくれないものです。
他にもっといい求人で内定をもらったのか、その会社に面接で訪れた際に、何か引っかかることがあったのか…。
これが、人材サービス会社を介していると、求人傾向なども把握しているので、職種毎の募集給与の水準も伝えられたり、求人によっては、給与よりも時間を融通した方が応募が期待できるとかアドバイスも可能です。
求職者からみて、自社や自社の求人はどう見えているのか?客観的に把握することができます。
応募の辞退においても、人材サービス会社では応募者からは本当の理由を聞いているものです。
自前で全て行う良さもありますが、時にはその分野の専門家の力を借りる、採用は採用のプロに任せてみるというのもいいかと思います。
採用自体が上手く行くだけでなく、改善すべき課題に気づけることもあるかもしれません。
何か困ったことがありましたら、ぜひ検討してみてください。
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