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コラム

パフォーマンスを上げる人間関係の構築

2020年6月28日 公開 / 2020年7月26日更新

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング

コラムキーワード: 生産性向上 取り組みモチベーション 上げ方キャリアコンサルティング

キャリアコンサルティングでは、
職場の人間関係に関する相談を受けるケースもよくあります。

企業においては、ともすればパーソナルな問題のように捉えられがちですが、退職理由の本音のところでは、人間関係に関するものが上位を占めているともいわれ、見過ごすことのできない問題です。

また、退職防止という観点だけでなく、職場の良好な人間関係は、生産性向上にも通じるとも言われています。
古くは、1920年代のホーソン実験、最近では、Google社の効果的なチームに関する研究でも、人間関係の重要性が説かれています。


【人間関係の重要性を示す研究】

ちなみに、ホーソン実験とは、
シカゴ郊外のウエスタン・エレクトリック社のホーソン工場で行われた実験および調査で、
「労働者の作業能率は、客観的な職場環境よりも、職場における個人の人間関係や目的意識に左右されるのではないか」という仮説が導き出されています。
昨今はこの実験の解釈にも賛否あるようですが、人間関係に関する研究の草分け的存在ともいえます。

また、Google社のリサーチチームは、
「チームのパフォーマンス向上のためには、心理的安全性を高める必要がある」ということを発見・発表しましたが、職場における信頼関係、良好な人間関係はその土台となるものではないかと思います。


【人間関係の悩みへの対応】

ベストセラー「嫌われる勇気」で注目されたアドラー心理学では、「すべての悩みは対人関係である」とも言われていますが、実際どんな人間関係の悩みがあるか。

そもそも、職場の雰囲気に馴染めないという話から、特定の同僚と上手くいかない、陰口を言われる、上司が高圧的、理不尽で、ストレスが多い、コミュニケーションが上手く図れない、同じことをしていても他者の方が評価されているように感じる、手柄を横取りされる…等々、
どこまでが人間関係の問題か線引きも難しいですが、いろんな人間関係の悩みがあるかと思います。


こうした相談に対して、キャリアコンサルティングでどう対応するかは、そのひとりひとりに合わせた支援ということにはなりますが、
相談者本人の取り組みや、考え方の変容、気づきにより解決することもあれば、会社に対して何らかの働きかけが必要なこともあろうかと思います。

もう少し具体的に言うと、例えば本人の思い込みや認知のゆがみによるものであれば、それを解きほぐしたり是正するようなアプローチをしたり、役割交換法などで自分がその立場ならどうするか考えてもらったり、様々なカウンセリング技法やキャリア理論も用いながら、支援をしていきます。

また、必要に応じて本人に了解をとったり守秘義務に反しない範囲で、企業側へもフィードバックを行い、職場環境の改善なども働きかけも行わせて頂きます。


キャリアコンサルティングというのは、なかなか目に見える効果がわかりにくいものですが、企業の生産性向上、パフォーマンス向上、社員の定着率向上に役立つものと言えます。
社員ひとりひとりの今後のキャリア形成の支援にもつながります。

詳しいサービス内容に関しては、こちらを参照のうえ、お気軽にお問合せください。

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この記事を書いたプロ

福山研一

キャリア支援のプロ

福山研一(株式会社アステート)

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