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横澤肇

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横澤肇(よこざわはじめ)

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コラム

SBS学苑 衛生管理者 問題の解き方 14

衛生管理者

2013年7月19日 / 2014年5月5日更新

問 熱中症の一つで、高温環境下で体温調節中枢の麻痺により、体温の上昇、発汗の停止、意識障害などの重篤な症状に至るものは次のうちどれか。
(1)熱失神
(2)熱射病
(3)熱虚脱
(4)熱痙攣
(5)熱疲労


考え方
 出ました熱中症! 夏真っ盛りのこの頃、あっちでもこっちでも熱中症の話題が・・。この熱中症の分類ですが、日射病という言い方が無くなり、また原因ではなく結果に注目する分類であるために、どれが重傷なのかが、文字からでは判断しにくくなっています。細かな分類のきちんとした定義はさておき、この問題にあるように、「重篤な症状に至る」すなわち命の危険があるものはどれかを覚えましょう。衛生管理者として、緊急対応する必要があるのか、それとも様子を観察する程度で良いのか理解できているかを問う問題です。

解説
(1)熱失神  高温環境下で意識を失う。暑い季節に運動場で校長先生のお話を聞いているうちに何人かが倒れる・・。気を失ってしまう状態です。しかし、これがたとえば溶鉱炉の付近だったりすると大きな事故につながります。
(2)熱射病  この問題のキーポイントです。問題文にあるように、体温調節中枢の麻痺により、体温の上昇、発汗の停止、意識障害など、もはや自分自身ではコントロールできない状態になってしまっています。熱疲労の重症化した状態です。発汗は体温を下げる作用がありますが、神経系の麻痺によりこの命令も出せずに体温が上がり続けます。一刻の猶予もありません。救急車を手配するとともに、冷水をかけたり、氷を脇の下に充てるなどして、その状況下で最善を尽くさなければ、死に至る可能性が膨らみます。
(3)熱虚脱  高温環境下で力が出ず、何もできない、動けないなどの脱力感を感じる症状です。循環障害が起きていますので、涼しいところで安静にするなどの対応が必要です。
(4)熱けいれん 発汗により汗と共に塩分が出てしまい、電解質異常と言われる状態で、筋肉が痙攣する(足がつる)症状となっています。
(5)熱疲労 発汗状態が長時間続き塩分水分が失われ、ショック脱水症状が起こります。体温の異常はありません。全身の倦怠感などがあります。同じく循環障害です。

答え
(2)熱射病 を選んでください。周囲の方の積極的な援助が必要な症状になっています。

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