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横澤肇

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横澤肇(よこざわはじめ)

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コラム

衛生管理者 問題の解き方7 特定粉じん 屋内作業

衛生管理者

2013年6月16日 / 2018年9月15日更新

 

問  次の粉じん作業のうち、法令上、特定粉じん作業に該当するものはどれか。
(1)屋内のガラスを製造する工程において、原料を溶解炉に投げ入れる作業
(2)耐火物を用いた炉を解体する作業
(3)屋内において、手持式動力工具により金属を研まする箇所における作業
(4)屋内において、セメントを袋詰めする箇所における作業
(5)タンクの内部において、アーク溶接する作業


 問題の考え方
 前問に続き 問題の範囲が粉じんと限定されています。粉じんと特定粉じんの二つに分類されていますが、「特定」とは何か? うな重の松竹梅、お寿司の並、上、特上など何らかの違いがありそうです。法律の条文で「特別に定める」ものが特定という意味で、理解すればよいでしょう。なぜ特別に定めるかというと、「それだけこの物質には注意しなさいよ」という事ですので、この問題では、危険度の高そうなものを選んでいきます。同時に「このような作業も粉じん作業なのか」と知識を増やしていきましょう。一般的な理解では、「粉じんの舞い上がる作業で動力が使われている場合、その粉じん量は多い」
「粉じんの舞い上がる作業が室内で行われているとさらに吸い込む危険は高い」と認識しましょう。

解説
(1)「のガラスを製造する」ここではガラスのもとは何かを知っておきましょう。「珪砂」、「ソーダ灰」、「炭酸カルシウム」が一般に良く使われるガラスの3大原料です。珪砂は早い話白い砂です。「原料を溶解炉に投げ入れる」いささか乱暴な表現ですが、スコップですくい上げて投げ込むとすれば細かく舞い上がると確かに粉じん作業ですね。
(2)耐火物を用いた炉を解体する作業。原材料を溶かすための炉には、熱に耐えうる耐火レンガなどが使われますが、その解体時には劣化したレンガの表面が、ぼろぼろと崩れ、また割れたときに粉じんが舞い上がりそうです。
(3)「手持ち式動力工具」ここでは粉じんと直接関係ありませんが、手持ち式電動工具は、比較的作業能力も低く、重大な管理のもとで厳格に使うものではありません。金属を研磨とありますので、サンダやグラインダーといった機器では、金属の砕片が飛び散ることは明らかです。
(4)屋内において、セメントを袋詰めする箇所における作業。ここで注目するのは、「屋内において」。です。セメントが屋外で袋詰めするのか、屋内で袋詰めするのかわかりませんが、労働安全衛生法は、作業員の安全衛生ですから、セメントのような、粉状のものを屋内で手作業によって袋詰めを行ったら、作業終了時には、体中真っ白に・・・。というような状況を想像してみましょう。また安全衛生法は、かつてこのような環境下で作業していた方たちに健康被害が見つかったという場合その作業を「特定」することをしました。ですから、現実に今日本中のあちこちでこの作業がおこなわれているかどうかはわかりません。しかし、「屋内において、セメントを袋詰めする箇所における作業は 特定粉じん作業」とされています。
(5)「タンクの内部において」場所としては、換気が充分でない場所ですから、その中でさらに粉じんが舞い上がるとすれば、特定?と疑ってみたくなりますね。「アーク溶接」とはビルの工事現場などで、炎ではなく、電気の火花で溶接しているところを目撃したことはありませんか?これがアークです。その溶接の際に、金属が高温で溶けて蒸発し、空気で冷却されると小さな金属粒(ヒューム)になります。これを吸い込んで蓄積すると、じん肺へつながっていきます。

答 特定粉じん作業はいくつかありますが、ここでは、「屋内+セメント」をキーワードに覚えましょう。選んでいただく特定粉じん作業は(4)です。


 この特定粉じんに関する問題も多くの方が検索をされています。これから学ぶ方が見つけやすいように「よかった」をクリックしていただけると幸いです。

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