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杉浦菜美

あらゆるシーンにおける香りの提案のプロ(調香師)

杉浦菜美(すぎうらなみ)

Victoire(ヴィクトワー)

コラム

なぜ花はよい香りがするのか?(静岡大学グリーンサイエンスカフェ)~農学とアロマの世界~

香り

2018年6月17日 / 2018年9月6日更新

静岡大学浜松キャンパスにて開催の「グリーンサイエンスカフェ」に参加してきました。





タイトル『なぜ花はよい香りがするんだろう?~植物の生存競争に大事な香り~』
(静岡大学学術院農学領域グリーン科学技術研究所 大西利幸先生によるお話)

主催:静岡大学グリーン科学技術研究所
共催:浜松市、(公財)浜松市文化振興財団





小学生~シニア層まで、幅広い年代の方々が受講。
90分のうち、前半は講義、後半は実験でした。
ドリンクやお菓子も用意され、終始和やかな雰囲気。


「植物はなぜ香り成分をつくるのか?」
メインテーマとして、このような問題提起が要所要所でありました。
アロマの原点は、まさに、ここに集約されていると思っている私にとって、
今回の内容は「アロマ講座」そのものでした!







結論から言えば、植物にとっての「香り」は、その場から動くことができない自分自身の身を守り、
子孫を残す(ときに、昆虫をおびき寄せて受粉をしてもらう)ために欠かせないもの。
つまり、植物が「香り」成分をつくるのは、「生きていくため」なのです。


そして、植物がストレスから逃れるための「香り」を、人間もうまく取り入れて生活を豊かにしている
というお話もありました。
(これが、アロマセラピーの世界につながっていく部分でしょう。)







後半『バラの香りをレモンの香りに変えてみよう』
これは、日常生活でなかなかできない実験!







触媒を使い「ゲラニオール」→「ゲラニアール」にするというものでしたが、
私たちはちょっと失敗で、配られた完成形のゲラニアールの香りにはならず!
(ゲラニアールの“レモンのような香り”は、「レモン」よりも、
レモングラスやメリッサに多く含まれている、少し重いレモン様の香りです。)
粉と溶液を瓶の中で振って混ぜるのですが、どうも、振り方が甘かったのと、時間が短かったのとで、
うまく反応が進まなかったことが原因のようです。


書きたいことが山ほどあるのですが、長くなりそうなので、
後日、ブログに報告記事をまとめたいと思います。


さて…最後にクイズです。
(突然すみません。)
「”農学”を構成しているのは、以下①~⑤の、どの領域でしょうか?」
①生物学
②化学
③物理学
④地学
⑤哲学


正解は…
今回お話しくださった、農学専門の大西先生によれば、

「全部」

だそうです。


ここからは、私個人のこと。
「香りはあらゆる世界とつながっているのではないだろうか?」
…植物の「香り」の持つ可能性に気づいてから、
地域やジャンルの枠を超えて、香りのコラボ講座やイベントを企画・開催していますが、
今回の催しで、この方向性はやはり間違ってはいないと改めて感じることができました。
今後も、人の幸せにつながる「香り」を、ユニークな形で、提案していけたらいいなと思っています。
『香りから広がる世界』に終わりはなさそうです。


*****

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自然に則した昔ながらの製法について、天竜T.S.ドライシステム協同組合・榊原さんのお話しを伺いながら、
実際に天竜材から出た「かんな屑」を使いお花を作成します。優しい木の香りを楽しみましょう。
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