5年先まで見据えての資金繰り〜事業計画で起業支援（3/3）

諦めていた資金づくり…内山さんの指導で融資がおりた！

　以前、開業を夢見ていた方が金融機関へ融資の申請に行ったものの、断られてしまったことがあったそうです。その方は諦めきれず内山さんのもとを訪れ、創業計画書を練り直し、5年後の事業計画や売り上げの見込みなども立てたうえで、再度提出。そして見事融資がおりたのです。「返すお金がつくれるかを計画書で明確にすることが肝心です。創業計画書を提出する際には私も同行することでプレゼンテーションがスムーズに運ぶようにしています」。
　開業後も支援を続ける一方で、「過剰サービスにも気をつけています」と内山さん。例えば、顧問として行っている月次訪問について、「事業主が望まない場合には訪問頻度を3ケ月に1回に減らすなど、押し付けにならないよう柔軟にしましょうとお話ししています」。
　これから開業する方だけでなく、既に開業したけれどお困りごとがある方の相談も歓迎されています。ただ相談のタイミングとして内山さんは開業前を勧めています。それは開業後に税務上で有利な各種特例を受けるにあたって、届け出を提出する期限が決められているためで、期限を過ぎると特例が受けられなくなってしまうからです。
　また親の事業を引き継ぐケースの相談にも対応しています。「相続の手続きにおいて出来る限り節税することで、次の世代の助けになるような事業継承を支援しています」。
　今後は所員の増員も予定しているとのことで、「お客様の事業の成功とともに、さらに成長していきたいですね」と語ってくださった内山さんでした。
（取材年月：2016年2月）

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