末摘花に使う漢方〜生薬の話「紅花」
2024年2月23日(金)当帰の湯もみを初体験しました。この日の天気は、各地で真冬並みの寒さとなり、静岡市内でも冷たい雨が降りました。天気とは反対に初めての湯もみの作業が興味津々で楽しみでした。
昨年、無農薬の畑で収穫された当帰を2~3ヵ月、日陰干しした後、湯もみを行います。まず大きな洗濯機を横にしたような機械にお湯と当帰を入れ、回して泥を落とします。当帰の根は、太く長く四方八方に伸びからみ合っています。それを手作業でお湯を使って洗っていきます。湯もみ作業をしてしばらく経つと手が荒れるどころか当帰効果でスベスベになってくるではありませんか!この日は寒かったせいもあり、お湯からもくもくと湯気が出ていました。当帰に浸ったお湯は美肌効果がある温泉のように思えました。
湯もみされた当帰はエビラ上に並べられ、その後パン屋さんの パン焼き機のような大きな乾燥機に入れ乾燥させます。
この 日は、いろんな産地の当帰を湯もみしましたが、おもしろかったのは同じ当帰でも産地によって根の張り方が違っていました。
沢山の当帰を湯もみし、時間を忘れあっという間に帰る時間なっていました。疲労の中にも達成感の方が強く楽しい湯もみ体験でした。完成した無農薬の当帰が製品化され、当帰茶、漢方、紫雲膏になって、皆様のもとに届くのが楽しみです。
ギャラリー 当帰の湯もみ
https://mbp-japan.com/shizuoka/mutsugoro/gallery/5003317/