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鈴木寛彦

心に寄り添う漢方薬のプロ

鈴木寛彦(すずきひろひこ) / 薬剤師

有限会社むつごろう薬局

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コラム

うつと不妊の関係

2021年7月15日

テーマ:漢方薬で赤ちゃんを考える

コラムカテゴリ:医療・病院

コラムキーワード: 漢方薬 妊活

うつと不妊の関係

うつと不妊の関係

「気」のめぐりがよい人からは妊娠オーラが!

人の顔や体形がそれぞれ違うように、性格も千差万別。楽天的な人、落ち込みやすい人、怒りっぽい人、のんびりとした人など、いろいろな人がいます。私たちがお客さまに接していて感じた
印象なのですが、「楽天的なかたのほうが、妊娠しやすい」と思うのです。不妊のご相談で来店なさるお客さまは共通して「赤ちゃんがなかなか授からない」という悩みをかかえていますが、それでもどこか表情が明るい人、悩みはあるけれども幸せな雰囲気が感じられる、前向きな姿勢が感じられる人は、妊娠オーラのようなものが出ていて、「ああ、だいじょうぶ。きっと妊娠なさるだろう」と感じるのです。私たちに妊娠オーラを感じさせるかたというのは、漢方でいう「気」がめぐっているかたなのだと思います。漢方では「気」「血」「水」が体内をスム一つがストレスです。

こまめにストレス解消して「気」のめくりを順調に

「ひとりでいると涙が出てきてしまう」「生理前にイライラする」「夫とケンカばかりしてしまう」など、思い当たることがあれば、「気」がめぐっていない証拠。また、もともと性格が落ち込みやすい人はストレスをためやすく、「気」が滞りやすいので注意が必要です。「クヨクヨしやすい」「すぐに落ち込む」などの性格を変えることはできませんが、自分はそういう性格だときちんと認識したうえで、「どうすればうまく気がめくるだろうか」と考えることが大事です。
「気」をめぐらせるために、コレをしなければいけない、ということはありません。自分が楽しいと思うことをすればいいのです。何をすればいいのかわからないというかたにお勧めするの
は半身浴、アロマテラピー、マッサージを受けるなどのリラックス法です。こまめに解消しないで、ストレスをため込んでしまうと「うつ病」になってしまうこともあります。私たちの薬局に相談にいらっしゃる不妊で悩んでいるかたの中にも、うつ病の患者さんがいらっしゃいます。もうつ病になると内服薬も使いますし、そちらの治療が終わらないと不妊治療はスタートすることができないのです。女性はもともと男性よりも慎重で不安を感じやすいので、うつ病になりやすいという説もあります。不安を感じやすい女性を守り、精神的な安定感を与えるのは男性のたいせつな役目。女性は「自分が愛されている」という実感がないと安心しません。ご主人は「なかなか赤ちゃんができない」と悩んでいる奥さまに、ぜひたくさんの愛情を注いで安心感を与えて
あげてください。

「気」の流れをよくする漢方薬で生理が復活

34才の女性で、身長163m、体重56㎏「気」の流れをよくする漢方薬で生理が復活、体外受精4回、人工授精10回以上、不治療を5年以上続けましたが結果が出ません。やがて排卵誘発剤の注射で卵巣がはれるようになり、多嚢胞性卵巣と診断され、精神的にもかなり衰弱していたため、不妊治療をやめることにしたといいます。すると生理がまったくこなくなり、半年が経過。ご主人に漢方をすすめられたそうです。
頭はかなり落ち込んだ様子で、会話のところどころにライライラが感じられました。若干の使秘もあり、不妊治療を始めて体重が4~5㎏ふえたそうで、お話を進めるうちに今までたまっていた不安を一気に吐き出されたご様子。話せば話すほど、だんだん顔色がよくなってきました。病院ではなかなか聞けないことも多く、心の中で不安感が増幅し、それが気の流れを悪くさせ、月経リズムをくるわせていたようです。
体をリラックズさせて気の循環をよくする煎じ薬をお出しして1カ月後、「生理がきました」と笑顔でご来局!「漢方ってすごいですね」ととても明るく、落ち込んでいた、「気」もスッと上がっており、その後、約1年漢方薬を飲まれ、無事、自然妊娠されました。

この記事を書いたプロ

鈴木寛彦

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鈴木寛彦(有限会社むつごろう薬局)

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