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谷津吉美

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谷津吉美(やつよしみ) / 薬剤師

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コラム

骨を刺激し、腕を大きく回す

2020年4月23日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:秘伝のツボ (東洋の知恵)

コラムカテゴリ:美容・健康

コラムキーワード: 筋膜リリースリラクゼーション




液晶があるスマートスピーカーを購入してから、活用しています。「音楽をかけて」とお願いし、その後「15分のタイマーをかけて」とお願いし、踏み台昇降をやり始めました。液晶があると歌詞が表示されているので、テレビを観ているような感じで運動できます。
また、「一坪健康法」もおすすめです。
 一坪健康法とは、漢方の大家小倉重成先生が提唱した健康法で縄跳びのことです。縄を持たずに手を充分に振りまわすエアー縄跳びの方がよいです。白血病の検査の結果が好転したり、ベーチェットの患者が発作が出なくなったそうです。ジャンプをすると、骨に衝撃がかかり、骨が作られやすくなります。
 最近の研究では、骨を作る骨芽細胞が出すオステオカルシンは、記憶力・筋力さらには生殖力まで若く保つ力があることがわかっています。もう少し簡単にできる運動に、立って(1日30回)でも座って(1日30回×3セット)でもいいので、かかとを浮かせ、衝撃がかかるようにストンと床にかかとを落とす、「かかと落とし」という運動があります。骨粗しょう症の予防・糖尿病予防にいいと言われています。
 骨にはビタミンDも必要で、肌に日光が当たると作られます。これからだんだん紫外線が強くなってきますが、少しの時間手だけでもUVケアをしないで日光が当たるようにしてください。ビタミンDは腎臓によって活性化され、カルシウムを体内に吸収させます。東洋医学では腎は骨を主ると言います。本当にその通りですよね。 足の裏のかかとには「失眠(しつみん)」というツボがあります。不眠の時に、熱さを感じるまでお灸をするのですが、逆に最初から熱く感じる時には、熱さを感じなくなるまでお灸をします。お灸が効果的ですが、ツボ押し棒で押してもいいでしょう。かかと落としで「失眠」も刺激されそうですね。
 骨に衝撃を与えるという点では、1日10分ガムをかむこともいいそうです。ガムは強すぎず、弱すぎず、ちょうど良い力になるそうなのです。半年前くらいに、下顎の歯の内側が腫れていることに気づきました。触ってみると、硬くて、これは何だろうとビックリしました。ずっと気にはなっていたのですが、歯医者さんで骨が増殖していると言われました。食いしばっていることが多いとなってしまうことがあるようです。ひどいと削る場合があるそうなので、それだけは避けたいと思いました。その後、髪の毛を洗う時に、食いしばっていることに気づきました。そういう時は「歯をつけない」と心の中で唱えています。パソコンの作業中などいつも食いしばってしまう方は、目につくところに「歯をはなす」というフセンを貼っておきます。フセンが目に入ったら、フーっと息を吐き、力を抜きます。そしてときどき、腕を大きく回してください。

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