コラム
不妊症歴3年と動悸
2020年1月27日 公開 / 2021年3月1日更新
この方は、抗精子抗体があり、中肉、下痢気味、唇口乾燥、肩、首の凝り、腹痛があり当帰建中湯3ヶ月で自然妊娠されました。
妊娠14週目で動悸が始まり、その症状は小建中湯で改善された。
出産後3年、第2子妊娠11週目から再び動悸が始ました。小建中湯で効果なく、発作性心室性頻脈と診断され動悸の頻度は増え脈拍130位まで上がりました。苓桂朮甘湯に変更し15日、週3回の動悸が月2回に減り状態は安定。この方は元来とても繊細の方で始めての妊娠の際は神経が興奮し、芍薬と甘草により動悸が改善されましたが、出産後の疲れやストレスにより、徐々に心室性頻脈に移行していった為、今度は心臓の収縮を強めなければならない状況になり、芍薬を除いた苓桂朮甘湯が効を奏しました。
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