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鈴木寛彦

心に寄り添う漢方薬のプロ

鈴木寛彦(すずきひろひこ)

有限会社むつごろう薬局

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コラム

本能の力を強めて、妊娠しやすい体をつくる

2019年10月7日 公開 / 2019年10月21日更新

テーマ:漢方薬で赤ちゃんを考える





もともと「妊娠する」ことは動物の本能。でもストレス社会に生きる現代人の本能は低下ぎみ・・・。
日々の仕事や生活で疲れた脳みそを休め、本能や五感を刺激して、妊娠する力を高めましょう。

食や運動不足、現代人の生活習慣に問題あり!
 野生の動物に「不妊」はあまりないといわれています。たとえばアメリカバイソンは365日のうち、たった1日しか交尾しないそうですが、百発百中で妊娠するそう。野生の動物のたくましさ、本能の力を実感するエピソードですね。
 そもそも「妊娠する」ことは「食べる」「眠る」「排出する」のと同じように動物にとっては本能的な行為です。ですから不妊も病気というより、「食欲がない」「眠れない」「便が出ない」という感覚に近いのではないでしょうか。最近、不妊に悩む人がふえてきたのは、この動物としての本能、野性的な感覚が弱くなったからだと思います。
人間の中の動物としての本能が低下した原因の一つは、生活習慣にあるでしょう。たとえば「食」で考えると、現代人はチョコレートやケーキ、アイスクリーム、ヨーグルトなど“甘い“ “冷たい“物をよく食べます。これらの食べ物は自然界には存在しません。砂糖は人間が精製したものですし、冷蔵庫がなければアイスクリームなど冷たいものは食べられません。こうした自然に存在しないものは、私たち動物の体がもともと持っている力、自然治癒力や妊娠する力を弱めるのです(漢方では砂糖はホルモンバランスをくずし、冷えは卵巣機能の低下や受精卵の発育を妨げると考えます)。
 また、移動には車や電車、バスを使うなど、現代人はかなりの運動不足です。漢方では下半身の力=生殖能力、と考えます。戦前や戦争直後の日本人が子だくさんだったのは農作業をする人が多かったこと、よく歩いていたことも一因だったのではないでしょうか。

 悩みすぎると大脳が疲れ、本能は弱まる
 現代は「ストレス社会」などといわれますが、多くの人がたくさんのストレスにさらされ、考えすぎ、悩みすぎています。私たちもご相談を受けていて、「あれこれ考えすぎるかたは妊娠しにくい」と感じることもしばしば。悩みすぎて大脳が疲労すると、本能は弱まります。そして赤ちゃんができないから悩み、悩むからできにくくなる、という悪循環にはまっているかたも少なくないのです。では、弱まった現代人の本能を高め、動物として持っているべき野生の力を強くするにはどうすればいいのでしょう?たとえば休日に都会を離れて自然の中でのんびりと過ごし、心身の緊張をほぐすとよいでしょう。絵や音楽、映画、演劇、落語などを鑑賞するのもおすすめ。きっと五感や本能はよい刺激を受けるはずです。また現代の男性には、動物のオスが本来持っている闘争本能、戦闘意欲が欠けているように感じます。男性にはぜひ武道に挑戦して心身を鍛練してほしいところですが、実践が無理であれば武道や格闘技、スポーツを観戦するのもおすすめ。格闘技やスポーツを観戦すると、自分も参加しているような気持になります。そうした高揚する気持ちを実感すると、オスとしての本能も刺激できるのです。

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