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鈴木寛彦

心に寄り添う漢方薬のプロ

鈴木寛彦(すずきひろひこ)

有限会社むつごろう薬局

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コラム

続 柴胡剤と婦人病

漢方の研究

2018年6月4日 / 2018年8月8日更新




薬草「柴胡」

学名はギリシャ語のBupleurum falcatum Linne。牛という意味のbousと、肋骨という意味のpleuronからつけられた名前で、葉の形を言っています。falcatumは鎌形と言う意味でやはり葉の形から。以前、無農薬有機肥料による自社栽培を何度も試みましたが労力とコストが噛み合わず断念しました。ただ、現在使用しているものは、無農薬に近いもを仕入れています。
柴胡は、人間の脇の部分に働らく薬草です。例えば、耳の下の凝り、脇の下が苦しい感じ、などです。また内臓で言うと肝臓、膵臓、胃、胆嚢辺りに働きます。具体的には、口の苦味、喉の渇き、めまい、赤目、耳の聞こえが悪い、生理前の風邪のような症状を目標にしています。

漢方は複数の組み合わせで力を発揮する

どくだみ、センブリ、たんぽぽ茶などは「民間薬」と言って単独で使います。漢方薬は、基本的に二つ以上の薬草が組み合わさって力を発揮します。「柴胡」も同じで単独には使いません。交友関係が幅広い柴胡の一番の親友はコガネバナ「黄芩」です。柴胡は黄芩の力を借りて胸から脇にかけての苦しさ、往来寒熱、生理前の熱感を除いていきます。また、「甘草」と組むことにより、取り越し苦労などの精神症状によく働きます。また、複数組み合わせることにより、薬草の副作用を緩和することもできるのです。

柴胡は、夏の終わりに可愛らしい黄色の小さな花を咲かせます。その姿を見ているだけで気持ちが落ち着きます。柴胡の花はよく花屋でも見かけることがあります。25年前に初めて作った、まるで鼠の尻尾のような乾燥した柴胡の根は、いまでも大切に店のショーケースに飾ってあります。ご来店時に覗いて見てください。

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