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コラム

児孫(じそん)のために美田を買わず

相続 土地

2015年7月7日

相続の話をする際に、多くの遺産を遺すなという意味合いで使われている一節ですが、実はこの言葉は、幕末の英雄である西郷隆盛の次の詩に出てくる言葉なのです。

  幾歴辛酸 志始堅  (幾たびか辛酸を経て 志始めて堅し)
  丈夫玉砕 愧甎全  (丈夫玉砕すとも 甎全(せんぜん)を恥ず)
  一家遺事 人知否  (一家の遺事 人知るや否や)
  不為児孫買美田   (児孫の為に美田を買わず)

現代語にしてみれば、私ならば次のように訳します。
  幾度かの辛酸を嘗めて、その志は初めて強固なものにできる。
  男子はこの身を捧げて潔く死ぬこと旨とし、いたずらに生き長らえることを恥ずべきある。
  我が家での遺訓を世の中の人は知らないだろうが、
  それは、子孫のために立派な田畑を買い求めるようなことはしないというものだ。

美田とは

良く肥えた土地では、豊作が見込まれる為に、子供や孫のために将来も豊作が見込まれる土地を買い求めることが多かったのでしょうか?

これは、現代にも通じるところがあり、子供や孫が楽に過ごせるように、なるべく多くの遺産を遺してやろうとする人が多いのが現状です。

つまり、美田とは「遺産」のことであり、「児孫の為に美田を買わず」とは、巨額の遺産を遺してやるようなことを戒めているという意味に現代では捉えられています。

西郷家の家訓における意味

しかし、一般的に解されている意味では、詩の前半部分との整合性がとれないと思いませんか?

詩の前半部分では、「苦労を重ねて自らの志を立て、その志を貫くために自ら全身全霊をかけて取り組むことこそ、男としての本分である」という意味合いのことを言っているのですから、一般的な解釈のように我が家の家訓は「巨額の遺産を遺すべきではないというものだ」と結論付けているとは思えません。

詩の前半部分から、この一節を解釈するならば、「自ら立てた志を果たすためには、全身全霊をかけて取り組み、遺産を次世代に遺すことを優先すべきではなく、土地・お金等の目に見える財産だけでなく、時間・交友関係等の目に見えない財産までも含んだ自分自身の全ての財産を投げ打ってでもやり抜く覚悟を持つべきだ」という意味に捉えることも出来るのではないかと考えられませんか?

今回は、相続の話からは逸脱してしまいましたが、相続の話をする際に良く使われる言葉を考えてみました。

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