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影山真里(かげやままり) / 葬儀

株式会社牧之原石材

コラム

知ってますか?蓮華っていろんな意味を持つんです!

2016年9月26日 公開 / 2019年8月22日更新

テーマ:マキセキブログ

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓


皆さんは「蓮華」という花をご存知ですか?蓮華は「はすの花」とも言ったり、また種類によっては「スイレン」も含まれる花の事ですが、蓮華はお墓又は仏教では、非常に大事なものとなっています。今日はその蓮華について書かせていただきます。

お地蔵様はどんな方なの?

親しみをこめて「お地蔵さま」や「お地蔵さん」と呼ばれていいますが、正式にはインド生まれの 地蔵菩薩 です。サンスクリット語(インドの古典言語)でクシティ・ガルバというそうです。クシティは「大地」、ガルバは「胎内」などの意味があり「大地の母胎」を意味し漢字に意訳して 地蔵 と言われているそうです。

蓮華台って知っていますか?

まず最初に、皆様は仏像や仏画に描かれている仏様や菩薩の足元に何があるかご存知ですか?たいていの仏様等の足元には台座があり、名前を「蓮台(はちすのうてな)」「蓮華座」「蓮華台」といい蓮の花弁をかたどられた台座で、その上に仏様等はお立ちになったり、座っておられます。また、墓石の一番上にある竿石のすぐ下にも、同じような蓮華台という物がついた墓石も多々ありますし、お位牌にもあります。なぜ仏様や菩薩と同じように墓石にも蓮華台をつけるのか、そもそも蓮の花・蓮華にはどういった意味があるのかをご説明させていただきます。



なぜ蓮華なの?

蓮は古来から世界中に分布しており、古代エジプトをはじめギリシャ神話にも登場し、日本でも古事記や万葉集にも出てくる程の物でした。古代インドでは、蓮は多産・命の創造・豊穣・幸運・繁栄等の象徴とされ、インドの文献には蓮の花の上に立ち、蓮華の飾りをつけて誕生したとされる女神様の事が記されています。また、蓮華台を根本的なシンボルとしている仏教では、仏教が誕生した際に、蓮華はお釈迦様の誕生を告げて花を開いたという伝説ができ、蓮華は泥等のある池でもしっかりと根を張り、きれいな花を咲かせる生き様が仏教に近似する事からも大切にされ、様々な仏教宗派のお経にも蓮華が登場します。そして蓮華台が、お墓に使用される理由は、お釈迦様が蓮華台の上で瞑想しそれが極楽浄土の象徴とされるため、それをお墓の飾りとしても使用したそうです。


まとめ

最後に墓石に使用される蓮華台についてご説明させていただきます。蓮華台その物は古くから和型墓石に使用されてきましたが、最近では洋型墓石の建墓数が増えてきたとともに、洋型墓石にも故人の極楽往生を願い、蓮華台を使用する事も増えてきました。そして蓮華台と同じ竿石のすぐ下の位置に「スリン」と呼ばれる石をつける場合もありますが、このスリンは蓮華を簡略化した物だというのが通説です。





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