マイベストプロ静岡
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ静岡
  3. 静岡のスクール・習い事
  4. 静岡の音楽教室・レッスン
  5. はせみきた
  6. コラム一覧
  7. #2「子ども達に届けたい、5つのポイント」解説!はせみきたの和太鼓[学校公演]
はせみきた

魅せる・伝える・育てる! 和太鼓のプロ

はせみきた(はせみきた)

GRANBEATS(グランビーツ)

コラム

#2「子ども達に届けたい、5つのポイント」解説!はせみきたの和太鼓[学校公演]

2021年10月5日

テーマ:解説!はせみきたの和太鼓[学校公演]

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

遡ること20数年、大学は教育学部、小学校教員養成課程でした。
在学中は本気で教師を目指していたのですが、卒業→即教員という流れになんとなく抵抗があり、休学してバイトしてお金を貯めてアフリカに行きたいという不純な動機とあいまって大学院に進学したあたりから、大きく道が逸れ…今に至ります(笑)。


結局教職に就くことはなく演奏家稼業でこれまでやってきましたが、教師としてではないけれど教育現場に足を運び、自分の「和太鼓」という専門分野を通して子ども達と関わることには非常に大きなやりがいを感じ、学校公演は私にとって最も重要な「ライフワーク」の一つとなっています。

学校での公演には、私は以下のことがらを大切にして臨みます。いわばこれが、はせみきたの「学校公演5つのポイント」
です。
 1、聴く、触れる、感じる…五感フル活用の鑑賞会
 2、「はせみきた」の和太鼓世界
 3、聴いて実感、知ってナットク!和太鼓の魅力
 4、日本を知る、学ぶ「入り口」に
 5、「こころ」を解放する

まずはこの5つのポイントについて、簡単にご説明したいと思います。

[1、聴く見る、触れる…五感フル活用の鑑賞会]

学校での公演にはよく「芸術鑑賞会」というカンムリがつきます。
ご承知の通り、和太鼓はたいへんに大きな音が出ます。ダイナミックな動きを伴う演奏の姿は大いに目を楽しませ、その音は耳に届くだけでなく、振動・波動として、お腹にお尻にそして内臓まで伝わります。
加えて子ども達にはなるべく、太鼓の革や胴、バチなどに触れてもらうようにしています。軽いか重いか、硬いか柔らかいか、匂いはするのか…五感をフルに使って和太鼓を「鑑賞」してもらいたいのです。

[2、「はせみきた」の和太鼓世界]

和太鼓の演奏といっても千差万別。公演の中では、長年受け継がれてきた郷土芸能などのデモ演奏を盛り込みつつ、オリジナル曲の演奏は「子ども向け」にしたりはせず、いつも通りの「本気の演奏」を届けるよう心がけています。私の演奏スタイルは、どちらかといえば心踊る祭囃子やショーアップに特化した創作太鼓とは違い、ストイックさや緊張感を伴う演奏が多いのですが、子ども達にはその違いに気づき「対比」を楽しんでもらえればと思っています。

[3、聴いて実感、知ってナットク!和太鼓の魅力]

以前のコラムにも書きましたが、太鼓がどんな素材からできており、人々の古来からの営みの中でどのような役割を担ってきたか、日本において生まれた様々な芸能の中で太鼓がどのように用いられてきたのか…などについて、きちんと語れる打ち手が意外に少ない、というのが現状です。公演の中では演奏に加え、和太鼓に関する知識を身につけてもらうための「お話」も、デモ演奏を挟みながらしています。

[4、日本を知る、学ぶ「入り口」に]

演奏の際に履いている地下足袋。なぜあのような履物が生まれたのか?そんなところにも日本という国の独自の文化が息づいています。出で立ち、所作、礼法…それら全体を通して、今私たちが暮らしているこの「日本」について、子ども達の中でなんらかの「発見」があり、アイデンティティというものに気づき関心を持つ時間にしたいと常々思っています。

[5、「こころ」を解放する]

現在、新型コロナウイルスの蔓延という前代未聞の困難の渦中にあることで、尚更強く感じることでもあるのですが…
子ども達にとって思う存分体を動かすこと、そして「大きな声を発する」ことで内にたまったものを発散し自分の心を解放することが、彼らの健全な発育においてどれほど重要なのかを実感します。
情緒が不安定になりがちな年頃の子どもが、太鼓をとおして落ち着きを獲得したり周囲とのコミニュケーションを取ることができるようになったという事例はたくさんあります。子ども達にとっては長い学校生活のほんの一コマでしかないけれど、和太鼓演奏の鑑賞やプチ演奏体験によって、彼らの心の琴線がわずかでも触れたとしたら、こんな嬉しいことはありません。


以上、5つのポイントについてご説明しました。
次回は予算・編成等についてお話ししたいと思います。

この記事を書いたプロ

はせみきた

魅せる・伝える・育てる! 和太鼓のプロ

はせみきた(GRANBEATS(グランビーツ))

Share

関連するコラム