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小林裕市

住宅ローンをはじめ金融面でサポートする実務派FP

小林裕市(こばやしゆういち)

株式会社アクトFPオフィス

コラム

今年も来ました!<年金定期便>

年金・老後

2013年7月26日

 今年も来ました「年金定期便」やっぱりガッカリ!そうですよね、アベノミクス効果で円安、株高になってもすぐには私たちの年金には反映されることもないようです。反映されるのは…
私のような仕事をさせてもらっていると切実に思うことがここしばらく「老後難民」という言葉を聞かなくなりましたが、今のような経済環境のなかで現年金制度が続く限り、確実?に「老後難民」となる人たちが増えることが懸念されます。そこで今一度、現制度の実態を把握しておきたいと思います。
 少し古いデータではありますが、平成23年度の厚生労働省が公表している最新の「公的年金制度の財政収支状況」によりますと保険料と給付費との関係は…

厚生年金保険料は234,699億円、給付費は237,342億円保険料でのカバー率98.89%、国家公務員共済の保険料は10,535億円、給付費は16,665億円、保険料でのカバー率は63.22%、地方公務員共済の保険料は29,429億円、給付費は45,710億円、保険料でのカバー率は64.38%、私立学校教職員共済の保険料は3,549億円、給付費は2,718億円、保険料でのカバー率は130.57%

 その他の勘定科目はあるものの、如何に財政が厳しいかが見て取れると思います。将来的には厚生年金と公務員共済が統合されるとさらに悪化することが予想されます。すでに認識しておられると思いますが、悪化するということは年金額の減額、支給時期の延長などなど…
 とにかく、公的年金制度の是非はともかく、自分の老後は自分で守ることが必要ではないでしょうか…来年から投資に関わる増税、同時に始まるNISA(日本版ISA:少額投資非課税制度)も他人事ではありません、少しでも自助努力で老後に備えることで何とかしたいものですね。その他,家計の見直し…恒常的支出の住宅ローンの返済条件、保険関係の支出、教育費…などなど、備えあれば患いなしです。ぜひ、年金定期便をただ見て捨てるのではなく、真剣に状況を把握して将来に向けて準備をしていきたいものです。

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