ビジョンを達成する最適な戦略とIT化を支援（3/3）

モノがインターネットにつながるIoT時代、ビジネスモデルの大胆な変革をお手伝い

　深田さんは海外に赴任して、日本語を大切にするようにもなりました。「ベトナム人通訳の日本語力向上のため、日本語能力試験の最高レベルを一緒に受験しました。残念ながら受かったのは私だけでしたが」。帰国後は、松江市観光ボランティアガイドの養成講座を受講。休日には、松江城エリアで外国人を含めた観光客を案内しています。相手に応じて理解しやすい言葉に置き換えて伝える技術は、現職にも生かされていると言います。

　オンとオフの区別なく、さまざまな分野に興味を持つ深田さん。趣味のダム巡りもその一つ。「巨大な建造物を人間が作ったと考えると感動的」と話し、20カ所以上訪問しないと認定されない「ダムマニア（上級コース）」の称号まで手に入れました。担当している建設業者とは、ダムの話でも盛り上がるそうです。

　仕事の領域も広がっています。顧客の養鶏会社がおいしいプリンを作っていたことから、「ベトナムで売れるはず」と試験的に100個持ち込んだところ数時間で完売。「食品事業の経験はゼロでしたが、『当たって砕けろ』です。その会社は現在ベトナムの技能実習生を受け入れておられます」

　今後は、いろんなモノがインターネットにつながって、リアルタイムでデータを取得できるように。IoTの仕組みなどを使って旧来のビジネスに変革を起こす、「DX（デジタルトランスフォーメーション）」を推進していきたいと考えています。
　「私は妄想好きなので、今までの知見を総動員して『こんなことができますよ』と、お客様に新しいアイデアをどんどんぶつけていきたいですね」

（取材年月：2021年9月）

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