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小幡大介

住宅のシロアリ・腐朽対策のプロ

小幡大介(おばたたいすけ)

株式会社コダマサイエンス

コラム

虫太郎の伝言板 ⑤

2011年8月4日 / 2014年6月3日更新

虫の文化史(虫偏の虫)⑤
―人と虫が奏でる文化―

虫退治と名刀

名刀「膝丸」(ひざまる)

源 頼光(らいこう)さんが土蜘蛛を切った、名刀「膝丸」のことが気になります。
この面白い刀名の由来は、「罪人の首を切ったら、膝まで切れた」からと伝えられます。
この刀は、「源氏一族の守り刀」で、「髭丸」(ひげまる)と対を成す兄弟刀です。

後に、源 義経(よしつね)の手に渡ったとき、彼は喜んで「薄緑」と改名します。「薄緑」とは、
吉野の山の色のこと。義経さん意外とロマンチストです。

義経さん亡き後は、兄の頼朝(よりとも)に渡り、ここで兄弟刀の「髭丸」とセットになります。しかし、源氏滅亡の後は、新田義貞、最上氏へと渡り、現在は所在不明です。兄弟刀の「髭丸」は、京都の北野天満宮が所蔵しています。

数奇な運命の刀ですが、魑魅魍魎(ちみもうりょう)がはびこる世の中になったら、再び現れるのかも知れません。

名物「童子切り安綱」

「土蜘蛛退治」の源 頼光(らいこう)さんは、大江山酒天童子も成敗したと伝えられます。
このときの刀は、「童子切安綱」と呼ばれ、国宝として東京国立博物館に所蔵されています。この刀は、天下五剣の一つで、日本一切れ味が良いと目されている(試し切りの結果)、名刀中の名刀で、伯耆の国(鳥取県岸本町)の刀工「安綱」の作です。

姿は細身で腰反りが強く、地肌はやや黒ずみ流れ肌と大肌が混じり、博物館の研究員に「神がかり」と言わしめる名刀です。

源、足利、豊臣、徳川(松平)を経て、今なおその素性を現し続けます。
頼光さん、刀に対しても、こだわり派だったようです。





(国宝「安綱」(東京国立博物館に常設))
つづく

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