まちの専門家をさがせるWebガイド マイベストプロ山陰・島根
上代悟史

価値ある家づくりのプロ

上代悟史(じょうだいさとし)

株式会社かみしろ (旧 株式会社上代工務店)

お電話での
お問い合わせ
0854-43-2651

コラム

瓦屋根の限界

いずもありがとう
上代工務店ジョウダイです。

熊本で大きな地震が発生して1ヶ月が過ぎました
激震に見舞われた被災地区の皆様にはお見舞い申し上げます。

震度7が2回
その後も続く余震
当事者の皆様の状況お察しすることも出来ませんが
当事者ではないわれわれも
巨大地震に備える
心構えを改めなければいけない
そう思ったところです

ニュースや映像などからうけた第一印象
「瓦屋根の家がたくさん壊れているな」ってこと

阪神・淡路大震災から21年
能登での地震
東日本大震災
そして今回の熊本地震

古い瓦屋根の家の倒壊が目立ちますし、
倒壊でないにしても屋根が破損しブルーシートがかけられた家を多く見かけます。

今回熊本城の屋根瓦の崩落に関連して
「地震時に瓦が崩落することによって躯体にかかる力が軽減される。そのために瓦の固定をあえてあまくしているのだ。」
という設計手法の紹介がみられます。

それとは別に大地震時の瓦屋根のもろさについて
「崩壊した建物は、耐震性の弱い古い建物だからであって、瓦屋根だから壊れたわけではない。現在の耐震基準に沿ってそれなりに耐震性の確保された家であれば、瓦が重くても一枚一枚しっかり固定しておけば問題ない」
って主張もみられます。

今回このコラムを書こうと思ったのは、阪神淡路大震災のウィキペディアの項目に
【「構造的に問題のある建築に瓦屋根のものが多かった」にもかかわらず、一般的には「瓦が重いから問題」であると誤解されている】
という一文を見つけたからです。

建築の専門家としてはっきりと申し上げておきます。
「瓦は重いから問題なのです」

熊本城の瓦屋根が地震がきたら瓦が落ちる想定だったというのは、
「屋根は軽いほうがいい」って知ってたからです。
まあ、瓦落ちてきたとき下に人がいたら大変なんで、瓦が落っこちてくる方法をすすめるわけにもいきません。

基本的に瓦をのせるのであれば、しっかりと固定する方法を選択するしかないでしょう
そのためには瓦の下にある家そのものの耐震性を上げてやるしかないのです。

「躯体の耐震性をあげれば瓦屋根でも耐震上問題ない」というのは問題あります。
単純にいって
「屋根より下の耐震性能が同じ建物であれば、
 屋根はより軽いほうがトータルの耐震性能はよくなります」

「瓦という重い屋根を選択した以上、
 躯体の耐震性はしっかりと確保するしかない」というのが現実なのです。

住宅の躯体が木造であるというもとでは、
「いくら躯体の耐震性能をあげても、瓦屋根というのは重すぎるのではないか」

「瓦屋根の限界」がみせられているような気がしてなりません。
その疑問、実際に自分の目で確認してこようと思います。

また後日レポートできればと思います。

この記事を書いたプロ

上代悟史

上代悟史(じょうだいさとし)

上代悟史プロのその他のコンテンツ

Share

上代悟史プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
0854-43-2651

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

上代悟史

株式会社かみしろ (旧 株式会社上代工務店)

担当上代悟史(じょうだいさとし)

地図・アクセス

上代悟史のソーシャルメディア

facebook
Facebook

上代悟史のソーシャルメディア

facebook
Facebook

上代悟史プロのその他のコンテンツ