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お盆に飾る提灯の意味と飾る時期について

2015年9月5日 公開 / 2015年9月18日更新

テーマ:仏具うんちく話

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

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お盆の由来って?

そもそもお盆の正式名称はご存知でしょうか?それは「盂蘭盆会」と言います。
インドのサンスクリット語で「ウラバンナ」と書きますが、この盂蘭盆会を略した言い方を「お盆」といいます。

かつてお釈迦様の弟子の一人に、目連尊者という名の弟子がいました。目連尊者は神通力が人一倍強く、ある日その力を使い母親の死後の世界を覗き見ました。すると母親はどうでしょう。その姿は飢餓と渇きに苦しんでいたのです。

目連尊者はお釈迦様にどうすれば母親を助けられるかと尋ねました。するとお釈迦様はこう答えました。「お前の母親は生前に他人に施しをしなかったからだ。お前が代わりに他人様に施しをしなさい」

目連尊者はお釈迦様の教えに従い、7月15日に夏の修業を終えたばかりの僧侶や貧しい人々に食べ物や飲み物を施しました。するとその目連尊者の徳により母親は救われたのです。
このことをきっかけに、7月15日(旧暦)はご先祖様に供養を捧げる大切な日となったのです。

盆提灯の意味とは?

盆提灯には種類が豊富にありますが、宗派によっての違いはないようです。しかし、地域ごとの種類には若干の違いがあります。

一般的に、家に飾るものは上からつるすものと下に置くものとの2種類あります。

盆提灯とは、ご先祖様が自宅まで道に迷うことなく帰って来ることができるように、目印のために考えられたとされています。

仏教では「火」は仏の知慧を表しているものと崇められ、人々の心を明るく灯すものとして重要なものとされています。この「火」にまつわる考え方に、提灯を飾るといった行為が発展してきた由来があるようです。

ところで、盆提灯とはご先祖様への敬意と感謝の念を込めた供養の気持ちを表すものとして非常に重要なお供え物とされています。

つまり、身近に亡くなられた故人だけに捧げるものではなく、自分のルーツとなるご先祖様すべてに対してのものとなります。

ですので、お盆には仏様とご先祖様すべてに対して盆提灯を飾るという気持ちを忘れないようにしましょう。

盆提灯を飾る時期について

お盆の時期は7月あるいは8月と、地域などによって違いがあります。

ご先祖様の霊を迎え入れる際に目印として焚くのを「迎え火」、お盆を終えご先祖様の霊をあの世へ送り出す際に焚くのを「送り火」といいます。

それぞれ迎え火を13日に焚き、送り火を15日あるいは16日に焚きます。
それぞれ玄関や庭先、お墓などで火を焚きますが、その焚き方のうちの1つが盆提灯になります。

現在では昔と住環境が違い火事の危険への配慮から、実際の火ではなくLEDを使った商品もあります。
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