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コラム

実は最も重要!?花立ての役割【仏具のうんちく】

2015年8月30日

テーマ:仏具うんちく話

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

コラムキーワード: お墓

花立てとは?

花立てとは三具足・五具足のうちのひとつで、その名の通り常花や生花を飾るのに使用します。香炉と同じように仏具の中でも最も重要なものの一つと言えるでしょう。

素材としては変色のしにくいステンレス製、真鍮製、アルミ製のものが多く、他には純金製や純銀製のものまで幅広くあります。

サイズも大小さまざまでデザインもいろいろなものがありますので、仏壇のタイプやお部屋のインテリアに合わせてご自分の好きなものを選ぶと良いでしょう。

そもそも花の重要性とは?

そもそも日本には、仏花、供花、枕花、弔花など、大切な人のために花を手向ける風習が数多くあります。

中でも仏壇の内部によく飾られる蓮の花はとても重要な意味を持っています。

蓮の花は泥に力強く根を張り、そして美しい花を咲かせますが、その姿が泥のようにドロドロと渦巻く欲の溢れたこの世で、美しく清らかに輝く仏様の居場所、つまり極楽浄土そのものの象徴として崇められてきました。

また、蓮の花と同様によくお供えされる菊の花にも大事な意味があります。

平安時代には宮中行事として菊酒や菊の花を飾って長寿を願う行事が行われていましたが、菊の花は昔から邪気を払う花として重宝されてきました。

そのような風習が今でも続いており、仏壇の供養には欠かせない花として今日でも広く栽培されているわけです。

また菊の花は、他の花よりも寿命が長いという点からも仏壇やお墓に供える花として適していると言えるでしょう。

お花の選び方とは?

仏花を購入するときの注意点として、やはり菊の花を中心に選び、できるだけ寿命の長いものを選ぶようにしてください。

また香りがキツイものを避け、花粉がパラパラ落ちないものを選んでください。バラやアザミなどといった花は香りがキツイので要注意です。

菊と合わせるのにおススメとしては、例えば春だとアイリス、夏だとリンドウというような季節の旬の花を選ぶと良いでしょう。お盆の時期にはホウズキなどを供える方も多いようです。

よくわからない場合には仏花用としてセット販売されているものがありますので、それを選ぶのも1つの方法です。
また、故人が好きだったお花があればそれを組み合わせるのも供養としては良いと思います。

仏花用の花は全体像が菱型になるように整え、本数は3本、5本、7本と奇数になるようにセットする必要があります。
また、仏壇に花立てが1対ずつある場合には1束だけでなく2束用意することを忘れないようにしましょう。

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