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コラム

仏壇の品質を見極めるポイント

2015年8月27日

テーマ:仏壇の選び方と基礎知識

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

仏壇公正競争規約とは?

仏壇について消費者からの多くのクレームを受け、2010年6月、経済産業省からの改善要請により多くの学識者や業者などにより話し合いが行われました。

それから約2年後の2014年4月27日、「仏壇の表示に関する公正競争規約(仏壇公正競争規約)」が施工されるに至りました。

ただし、広告表示、店頭表示、カタログ表示、仏壇本体の表示に関する必要事項を定めた附則第4条~第10条については2013年4月26日までの間は移行準備期間として据え置かれていたので注意してください。

これにより、この規約を定めた公正取引協議会の会員業者は、規約通りの品質表示を義務付けられることとなり、会員ステッカーのあるお店では安心して仏壇を購入できるようになりました。

金仏壇の品質表示

金仏壇とは内部を金箔などできらびやかに施し、周りの表面部を黒の漆で塗った仏壇のことをいいます。

決して安い素材で作られているものではないので、購入する際にはその商品の表示をしっかり確認することが重要です。

表示には店頭表示、広告表示、本体表示の3つがありますが、それぞれ次のように定められています。

まずは店頭表示。こちらは「商品名」「販売価格」「木地主材料」「正面表面仕上げ」「主な金箔粉等」「原産国」「外形寸法」です。

広告表示はこの中の「主な金箔粉等」が除外されており、代わりに事業者の「氏名または名称」「連絡先」の表示が義務付けられています。

本体表示は「商品名」「原産国」「製造業者あるいは販売業者の住所、氏名または名称、電話番号」の表示がされています。

ちなみに原産国として「国産」や「日本」と表示されるためには、金仏壇の工程である木地、宮殿、彫刻、錺金具、蒔絵、塗り、金箔押し、組立・仕上げの8工程のうち木地、塗り、金箔押し、組立・仕上げの4工程と、宮殿、彫刻、錺金具、蒔絵の4工程のうち、1つ以上の工程が国内で行われた必要があります。

唐木仏壇の品質表示

唐木仏壇とは黒檀や紫檀または日本の銘木と言われるような高級木材、あるいはそれらを模したプリント材と言われる木材から製造されています。

素人目では高級木材なのか安価なプリント材なのか、見極めが難しいので表示を確認することは非常に重要です。

まず店頭表示では、「商品名」「販売価格」「正面表面材」「主芯材」「表面仕上げ」「原産国」「外形寸法」の表示が義務付けされています。

広告表示では、このうち「主芯材」「表面仕上げ」が除外されており、代わりに「事業者の氏名または名称と連絡先の表示」が義務付けられています。

本体表示では「商品名」「原産国」「製造業者または販売業者の住所、氏名または名称、電話番号」が義務付けられています。

唐木仏壇の原産国が「国産」や「日本」と表示されるには、木地、宮殿、彫刻、塗り、組立・仕上げの5工程のうち木地、塗り、組立・仕上げの3工程以上が国内で行われた必要があります。

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